子供用ヘルメットを選ぶ際は、どんな点に気をつけたらいいの?
自転車に同乗する子供へのヘルメット着用はマスト
自転車用ヘルメットの構造とは
OGKではソフトシェルの軽量ヘルメットと、ハードシェルの保護性を高めたモデルをラインナップしている。 【画像提供Amazon】
「衝撃を吸収するだけなら、発泡スチロールだけでヘルメットを作ればいいのではないか」という疑問が生まれてくるかもしれません。実は、頭部が地面などと接触した際、あえて滑りやすくすることで、首に無理なねじれが生じるのを防ごうという狙いがあります。だから発泡スチロールとシェル、どちらが欠けても万全とはいえません。シェルの素材はプラスチック製がほとんどですが、OGKではさらに用途に合わせ、軽量なポリカーボネイトと頑丈なABSなどを使い分けています。
また、多くのヘルメットにはベンチレーション(通気孔)があります。厚みのある発泡スチロールで囲まれているため、ベンチレーションなしでは蒸れやすいのです。
子供用ヘルメットのフィット感が重要なわけ
あご紐が緩んでいては、しっかり頭を保護できません。被り具合を調整するのも、安全性を高める大切な要素
自転車用ヘルメットはよりフィット感が増すように、調整パッドかアジャスターが付いています。最近ではダイヤル式のアジャスターで微調整ができるものが増えています。
次ページからは、きちんとフィットするヘルメットを選ぶコツについてご紹介します。