三輪タイプの特徴

最近、都心部を中心に流行しているのが三輪タイプのバギーです。デザイン性に優れたフォルムや、大型タイヤや剛性の高いフレームを採用しているため乗り心地がとても良いこと、そして前輪がひとつのため小回りが効くことがメリットです。一方、横幅が広めに設計されており、小径タイヤのモデルでも駅の改札口が通りづらかったり、重量が10kg近くにもなり、収納にも場所をとります。三輪タイプは、従来の日本におけるベビーカーの使い方よりも「洗練されたデザイン」や「追随を許さない乗り心地」に特化した設計であるといえます。

軽量モデルについて

赤ちゃんを抱っこしながら持ち運ぶなら、やはり軽いに越したことはない 【画像提供Amazon】

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ここ5年ほどで、ベビーカーの流行は耐久性と走行性を重視する方向にシフトしています。その一方で、軽いことやコンパクトさを求めているパパ・ママも少なからずいます。

例えば頻繁に公共交通を使う場合、エレベータがなかったり接続が悪かったりで、どうしても階段(エスカレーター)を使わなければならないシーンが出てきます。また、自分で歩きたい盛りの2~3歳の子どもは、玄関を出たときは元気でも、外出先で寝てしまい連れて帰るのに苦労することもしばしば。キャリア、だっこひもの類はほとんどが2歳以下の使用を想定しており、3歳の子には適しません。それ以前に、15kg前後の子どもを女性が抱きながら移動するのは至難の業です。

3歳前後での使用を想定するのなら、あえてセカンドカーとして軽量モデルを購入するのもおすすめです。快適性は低めで、長時間の乗車やハードユースには不向きですが、非力な女性でも手軽に持ち運べるのは魅力です。畳んだ際もコンパクトで、玄関先に置いてもそれほど邪魔にはなりませんから、外出の多いご家庭ならば2台目として検討してみてはいかがでしょうか。

国内ブランドと海外ブランドの違い

海外のベビーカーはハンドルが高く、コントロール性に優れるとともに足元が広く、歩きやすいモデルが多いです。また、石畳などが多いため踏破性や衝撃吸収性、剛性が高いのも特長です。数年前にマクラーレンのベビーカーが大流行したことで、多少重量があっても操作性や走行性に優れているほうが良いと気付いた方も多いかと思います。

その反面、シートに通気性がなかったり、あまりに重量がある、折り畳みにくく自立しない、日本で使用するには横幅がありすぎるといったデメリットもあります。

シートライナーを外すと、全面メッシュシートに早変わりする商品もある【画像提供Amazon】

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国内メーカーは素材や縫製はもちろん、樹脂部分の仕上がり、ファブリックの手触りやヒンジの付け方など、細部にわたる安全性やきめ細やかな配慮が得意です。また、軽さやコンパクトさ、折りたたみの機構などにかけても一歩抜きん出ている感があります。数年前のマクラーレンの大流行をきっかけに、国内メーカーも操作性や長期間使えるような剛性感を大切にした商品を開発し始め、逆にグレコなどの海外ブランドからは生後1ヶ月から使える超軽量モデルなども発売され、現在では海外ブランドとの差は小さくなっています。むしろ、いずれのブランドも日本の社会環境や使い方を考慮した商品を開発しており、どちらがどのように良いかは単純な比較はできません。

国内、海外問わず、それぞれのブランドが持つ特性を理解し、ベビーカーを選ぶことが大切ではないでしょうか。そのようなブランドの詳細は、今後解説していきます。


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