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72の法則で知る!預金が2倍に増えるまで(2ページ目)

「72の法則」は、預けたお金が何年で2倍に増えるかを瞬時に計算できる魔法の法則。これを知ったら、普通預金に預けっぱなしが怖くなるかもしれません。

氏家 祥美

執筆者:氏家 祥美

女性のためのお金入門ガイド

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12年でお金が2倍になった時代もあった
 

12年でお金が2倍になったことも

12年でお金が2倍になったことも

いまの預金金利ではお金が2倍になるまでに1800年もかかりますが、いまから20年あまり前のバブル経済真っただ中の日本では、今と状況がまるで違っていました。郵便局の定期預金にお金を預けているだけで、6%以上の金利がついたこともあるんです。

金利6%を72の法則に当てはめてみると、
72÷6(%)=12(年)

もしもその頃、郵便局の定期預金に100万円を預けていたら、12年後には元手が倍になり、200万円のお金を手にしていたことになります。いまではとても信じられませんね。そのため、その旨味を経験したことのある世代では、「お金を郵便局に預ければ間違いない!」と信じている人も少なくありません。

ところが、そんな夢のような時代はそう長くは続きませんでした。残念ながら、バブル経済が崩壊してから20年以上たった今では、元本が保証された金融商品で、そのような高金利なものを目にすることはありません。

お金が2倍に増えるまで、1800年もの間じっと待っているわけにもいかない以上、自分の目でお金の預け先、運用先をシビアに選んでいく必要があるのです。

なお、「72の法則」が使えるのは複利運用の場合です。複利運用は、ついた利息を元本にあわせて再び運用していく方法です。元本がどんどん大きくなっていくので、つく利息もどんどん増えていきます。それに対して、最初の元本だけに繰り返し利息がつく単利運用では、72の法則は使えないので注意が必要です。このあたりはまた別の機会にご説明しますね。
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