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江ノ電全駅ガイド・藤沢市内編(4ページ目)

藤沢~鎌倉を結ぶ江ノ電は江ノ島駅から藤沢駅までの6駅が藤沢市内を走ります。海辺から歴史ある住宅街を抜けて走る江ノ電各駅の街の様子、住宅事情をご紹介していきます。

中川 寛子

執筆者:中川 寛子

住みやすい街選び(首都圏)ガイド


柳小路:鵠沼から続くお屋敷街に
農地、池も点在

柳小路駅近くから鵠沼方向を見たところ。線路沿いには一戸建てが並んでいる

柳小路駅近くから鵠沼方向を見たところ。線路沿いにはずっと一戸建てが並んでいる

柳小路はかつて駅の前に柳があり、それにちなんで開発された住宅地の名称だったらしいと伝えられているそうで、実際の現地も鵠沼から続くお屋敷街。ただし、風致地区と指定されているのは鵠沼では江ノ電の西側だったのに対し、柳小路の駅近くでは江ノ電の東側になっています。ここも平坦な場所で、江ノ電を中心に沿線を見ると、空の広さが印象的です。



現在残されている沼は2つ。こちらは駅から遠い、蓮で知られる沼。沼の上に張り出した遊歩道があり、子どもたちが釣りをしていた

現在残されている沼は2つ。こちらは駅から遠い、蓮で知られる沼。沼の上に張り出した遊歩道があり、子どもたちが釣りをしていた

古来、鵠沼は湿地で沼が多く、そこに鵠(白鳥の古名でくぐひと読むそうです)が多く飛来したことから、鵠の来る沼、鵠沼という地名になったと言われていますが、その趣を残すのが駅から少し離れたところにある2つの沼です。ここでは絶滅危惧種に指名され、市内では絶滅したと思われていためだかが発見されたこともあり、都市化が進んだ現在の藤沢市にあっては希少な自然を残す場所といえそうです。




駅から少し離れると、畑に空き地、土の見える公園など、自然を感じる風景が広がる

駅から少し離れると、畑に空き地、土の見える公園など、自然を感じる風景が広がる

実際に歩いてみると、住宅地の中には広い空き地や農地もあり、のんびりした雰囲気。開発はまだまだこれからといったところです。








風致地区とは異なり、区画の広さや建物そのものなどの制限が緩やかになるせいだろう、小規模な一戸建ても増えてくる

風致地区とは異なり、区画の広さや建物そのものなどの制限が緩やかになるせいだろう、小規模な一戸建ても増えてくる

藤沢駅からは歩いて15分~といったところですが、ちょうどこの辺りまでが一戸建て主流のエリア。ところどころで建設中の現場を見ました。このエリアよりも藤沢駅に近くなると徐々にマンションが増えてくるようです。







マンションよりもアパートが目についた。駅から距離のある物件では駐車場付きなども多い

マンションよりもアパートが目についた。駅から距離のある物件では駐車場付きなども

賃貸では古い物件が多い江ノ電の中でも古い物件が目立つエリアで、単身向きのアパートで5~6万円台、2DKアパートで8万円前後というところでしょうか。数はそれほど多くはありません。





次は江ノ電沿線中最も乗降客の少ない石上です。

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