フィン・ユールデザインの結晶 No,45
部屋の一番奥にある骨のような椅子?。「これは、なんですか?」と社長にお聞きすると
『フィン・ユールと言えば、”No.45”と言われる代表的な椅子のバージンフレームです』
バージンフレームとは、一度もフレームにタッカー(生地や革を留める為の釘)を打っていないマッサラのフレームのことをいう。デンマーク製のとても貴重なフレームと聞きました。
二人掛けのNo.45バージンフレーム(正面)
「後が美しいんですよ」と、社長自ら動かしていただいた。
二人掛けのNo.45バージンフレーム(背面)
フィン・ユールの代表的デザインの「No,45」。なるほど背面から見るとフレームから浮いている(遊離)かのように取付けられた独創的なシート構造は、カップボードやテーブル等にみられるフィン・ユールデザインの特徴をもっともよく表している。
バージンフレームにもっと近づくいて見ると、遊離した部材の詳細がわかる。
No.45 バージンフレームの背面上部のフレームとシートフレームのディテール
バージンフレーム椅子の隣にシートを張ったNo.45(一人掛け)があるので、比較してみる。
No.45 (仕上げされた)の背面上部のフレームとシートのディテール