個性的な外観
「フォレストテラス松濤」の外壁は茶、白、緑の3色で構成されている。南を覆う茶の面は、窓と窓の間にイエローバロウの枕木を埋め込んだ。大きなガラスに映る空の青、そして表情を変えていく木の風合いが、この建物の個性をあらわしている。さらに、東西両面の外壁ならびに最上部をまわる縁(ふち)には白の天然石が、北側に使われた緑は銅を酸化させた緑青が採用された。方位が持つ特性をいかし、あくまで自然の発色を組み合わせたその佇まいは芸術的ともいえよう。
独特の風格を放つ高級住宅街、松濤・神山町。この東京を代表する邸宅地に知る人ぞ知る名作マンションがある。「六本木ヒルズレジデンス」の設計及びデザイン監修を手掛けたコンラン&パートナーズと森ビルの合作第一弾である「フォレストテラス松濤」だ。