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老後の安心のためにマイホームを妥協しよう!?

住宅ローンを組むのが当たり前と思っている人が多いようです。家は買わないと老後に困りますが無理をするとこれまた老後に困ります。少し住宅ローンと老後の準備の関係を考えてみましょう。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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一生賃貸なら老後準備は+1800万円必要?

住宅ローンを組んで家を買うのが当たり前だと思っている人がたくさんいます。
確かに一生のことを考えると、終の棲家(ついのすみか)として家を1つ持つことはとても大切です。シングルライフにしろ、結婚して夫婦で余生を送るにしろ、住む家の確保が老後に欠かせないからです。

よく「生涯賃貸派」という人がいますが、年金生活について賃貸派で行くのはちょっと大変なことです。60歳の定年退職をスタートラインとすれば20~30年の老後が待っています。仮に5万円の家賃の部屋に暮らすとしても、20年なら1200万円、30年なら1800万円の家賃代が必要になるからです。
持ち家があればかからない負担(リフォームをしてもここまではかからないでしょう)を「生涯賃貸派」は老後の生活費の余裕作りとは別に準備しなければならないわけです。これはかなり大変なことです。

しかし、住宅ローンを組んで家を買えばいいか、というと話はそう単純ではありません。住宅ローンにもまた大変な問題があるのです


→住宅ローン派は老後準備と両立できない? 次ページへ
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