「名づけ」というタイトルの本は占いの本が多く、占いの流派によってさまざまな内容になっています。それは必ずしも名づけに必要な知識ではありません。
なぜ本によって内容が違うのか
名づけの本は姓名判断(字画占い)の本が多い
「名づけの本は書いてあることがみな違って、どれを信じていいかわかりません」とおっしゃるかたがたくさんいます。でもそこには大きな誤解があるのです。「名づけの本」とおっしゃるけれども、ほとんどの場合、お読みになっているのは「占いの本」だということです。市販の「名づけ」というタイトルの本は、「占いの本」の本が非常に多く、多くの人はそれを名づけの本だと思って読んでいるのです。
名づけに必要な知識が書かれた専門書は、数が少ないですから、そう何冊も手に入れて比較することはできませんし、専門書の内容がそれほど違うこともありません。
占いの本なら内容が違うのは当たり前で、同じだったらかえっておかしいのです。占いの業界には多くの組織があり、姓名判断だけでも何十もの流派があり、字画の数え方や判断のしかたはマチマチで、同じ氏名でも流派(本)によって大吉になったり大凶になったりします。しかも流派は増え続けています。占いの世界に共通した占い方は無いのです。
本を手にする前に知っておきたいこと
とにかくやみくもに本を見るのではなく、自分にとってどんな本が必要なのか、ということが大事です。占いに従わず、自分で好みの名前をつけたいのであれば、占いの本を見ても使いようはありませんので、もちろん見ないほうがいいでしょう。
占いが大好きで、占いに従って名づけをしたいということでしたら、流派によってつけられる名前の範囲が違いますから、流派を一つに決める必要があります。占いの本を使うのであれば一冊だけを選び、何冊も見ないことです。
※画像提供 子供や赤ちゃんのイラストわんパグ