どんな数が吉数なのか
この5つの格数が良い数(吉数)であるかどうかをみます。吉数が多いほど字画のよい名前ということになります。多くの流派で大吉、中吉、小吉とされているのはおおむねつぎのような数です。
1・3・5・6・7・8・11・13・15・16・17・18・21・23・24・25・31・32・33・34・35・37・38・39・41・43・45・47・48・51・52・53・55・57・58・61・63・65・67・68・71・73
流派によって占い方が違う
姓名判断は流派によって占い方が異なり、言うこともさまざま
姓名判断(字画占い)は以上のように5通りの足し算をするだけの、単純、素朴なものですが、占いの世界にはたくさんの組織、系統があって、姓名判断だけでも何十もの流派・方法があり、流派は年々作られて増え続けています。上に説明したのも、そのうちの一つのやり方による字画の数え方です。
文字の画数については、たとえばクサカンムリの数え方ひとつでもちがいますので、たとえば花の字は7画、8画、10画などとマチマチになります。同じくシンニュウ、サンズイなどの数え方も流派でちがいます。また格数を出すときも、1字名字や1字名前でも1を足さない流派があります。また足し算をして出した格数が何を表すのか、どういう格数のときどんな意味になるのかは、流派によって言うことがバラバラです。
このほか字画だけでなく、音の相性を見たり、五行を使ったり、他の占いとミックスさせる流派などがたくさんあり、流派が多くなるほど占いの答もバラバラに分かれてくるわけです。
字画の良い名前、悪い名前は実在しない
このように占いの世界に共通の見方はなく、同じ氏名でも流派によって大吉になったり、大凶になったりします。つまり世の中に初めから字画の良い名前、悪い名前が実在しているのではなく、流派を決めて占った時だけ、字画の良いとか悪いとかの分類が出るのです。
名づけの際、自分の考えた名前が本を見たら最悪だったと驚き、候補から消してしまう人も多いですが、どんな名前をつけても、どこかの流派で良くなり、どこかの流派で悪くなりますので、占いを気にしてもしなくても、結果は同じです。たまたま手にした本、見たサイトでどうだったかということは、偶然の話に過ぎないのです。名づけの時、占いに従うなら、流派を一つに決めて字画を合わせ、ほかの流派でまた大凶になることも覚悟しておくしかありません。
※画像提供 子供や赤ちゃんのイラストわんパグ