男性にありがちな「お産=陣痛→即・出産」という誤認識
情報が少ないだけに、お産の進み方については勘違いしているパパも多いです。 |
しかし実際に臨月間近のプレパパと話をしてみると、驚くことに「お産=陣痛→即・出産」だと勘違いをされている方が非常に多いです。妊婦ライフを過ごしている女性からすれば飽きれてしまうようなことかもしれませんが、要するに男性にとっては日常生活ではその程度の情報しか入ってこないのが一般的ですから、事前にきちんと確認しておきましょう。
以下に出産の3大サイン、「おしるし」「陣痛」「破水」について整理します。
● おしるし
お産が近くなると、子宮口が少し開いたり卵膜がはがれて少量の出血をすることがあり、これが「おしるし」と呼ばれます。おしるしがあってから陣痛が始まるまでの時間はまちまちで、おしるしが無かったという例も多いですが、おしるしから数日以内に陣痛が始まるのが一般的ともいわれ、出産のひとつのサインとされています。
● 陣痛(じんつう)
赤ちゃんを押し出すために子宮が収縮する時の痛みを「陣痛」といいます。10分おきの規則的な陣痛がお産の始まりと言われますが、最初は30分~1時間おきだったりと個人差も大きいのですが、陣痛の間隔は徐々に小刻みになり、痛みも強くなっていきます。人によって痛みの度合いもまちまちですが、「陣痛開始から出産までの時間が長かった」「いつまでも10分おきにならなかった」などのことを、一般的に「難産だった」といいます。
● 破水(はすい)
赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて羊水が流れ出るのが破水。一般的には破水はお産が進んでから起こりますが、陣痛開始前に自宅で破水してしまう方も決して少なくはありません。破水するとまもなく陣痛が始まるのですぐに病院に連絡して入院の準備を。また、細菌感染の恐れがあるので入浴は控え、病院からの指示に従いましょう。
お産はママだけのものじゃない!パパも心の準備を!
パパが正しい知識を持つことはママにとっても安心。出産の感動を共有するためにも、「出産の3大サイン」をお忘れなく! |
また、この「出産の3大サイン」を確認した後にそれぞれがお産をシミュレーションしてみることも大切なことです。例えば、「パパが出張中におしるしがあったら、どうする?」「深夜に自宅で破水した場合は、どうする?」など、実際に起こり得るパターンを想定して話し合いながら、お互いに情報を共有しつつ出産へ向けて心の準備をしていくことは、出産の感動を共有しあうためにも大切なことだと思います。
お産は決してママひとりのものではありません。臨月に入ったら、パパも心の準備をしていきましょう!
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