男の子育て/ワークライフバランス・男の育児休暇

多忙なパパ必読! 隙間時間も子育てできる(3ページ目)

毎日忙しくて家族との時間はおろそかにしてしまいがち……。いつの間にかすれ違い、やがてほころび始める夫婦や親子の関係を修復するには、何が必要なのでしょうか?ガイドの経験談より、ズバリ提言します!

執筆者:遠藤 雅大

ガイドの「家族のほころび」修復法

パパと子ども

忙しくても、隙間時間を利用してできることがある

もしもあなたが数年前のガイドのように「パパ、また明日……」なんて言われたり、子どもに顔すら忘れられ「オジサン」と呼ばれてしまったならば、それは子どもにとってパパは一緒にいることが少ない「遠い存在」である証拠。相当な覚悟を持って事態の改善に努めなければ状況はさらに悪くなるばかりです。それにもかかわらず放置してしまえば、いずれは家族のほころびが取り返しのつかない状態になったとしても仕方ないでしょう。

そんな事態を回避するためにガイドが取った行動は、「与えられた環境の中での隙間時間を活用して、できる限り子どもにとって『近い存在』であり続けよう!」というシンプルなものでした。これはワークライフバランスとも関連性があるのですが、日々の予定を効率的に見直そうということです。家族とすれ違ってしまっている時間にもできることは、実はいろいろとあるのです。

具体的には、
  • 子どもが寝ている間に手紙を書く
  • 簡単な朝ごはんを用意して出勤する
  • 昼休みや夕刻に電話をする
  • 帰る(帰れない)コールを欠かさない
  • 子どもが眠る前に電話をする
  • 一緒に作ったものや、一緒に撮った写真を携帯する、など
特に手紙を書いたり朝ごはんを用意するというのはぜひ頑張ってほしいポイント。なぜなら、「パパが書いた手紙をママが代読してあげる」「パパが作った朝ごはんをママが食べさせてあげる」というパパママの共同作業が必然的に発生することになるからです。これは子どもにとっては物凄く嬉しいことですし、子育てに孤独感を覚えるママにとっても最高の気分転換となりますよね。手の凝った料理などは必要なく、手紙だって「おはよう! 行ってきます!」だけでも今までとは違ってきます。ガイドにいたっては、当時は目玉焼きしか作れませんでしたから……(苦笑)。

仕事量を減らすことができなかったり早く帰ることができなかったりと、置かれている環境が変えられない方は多いでしょう。でも、ちょっとした隙間時間に数分の会話ならば可能だという方も多いと思いますし、どんぐり工作など親子で作った楽しい思い出をお互いに持ち歩くといった愛情の共有もステキだと思います。

これらに共通する大切なポイントは、その全てが家族とのコミュニケーション不足を埋めるためのアクションですから「パパが恥ずかしがってはいけない」ということ。要するに、「父親であることを恥ずかしがらずに、もっと楽しもう!」という姿勢が、ほころび家族の処方箋になるのではないでしょうか?当時のガイドが置かれていた環境と比べても、最近は「子育てする(したい)パパ」への周囲の理解も深まり、国や企業のサポート体制も格段に手厚くなっています。愛する我が子に「オジサン」と呼ばれたり「パパ、また明日……」なんて言われないように、パパも頑張っていきましょう!


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