ケース2:主夫という信念を貫くこと
「妻が外で働き、夫が家庭を守る」というライフスタイルは、まだまだ少数派 |
育児観については辛口だと語る穂高さんが大切にしてるのは、「子どもの幸せを本当に願うなら、父親は将来身になる体験を選んでやることが大切。子どもに試練を与えずして、子育てを語るなかれ!」と熱く語る。
また、専業主夫というライフスタイルについては「まったく認知されてませんよね。買い物や学校活動に行っても常に浮いた存在です。まだまだ社会的に肯定できないライフスタイルなのでしょう」と不満に思うこともあるという。
しかし、「勤め人に戻ることは全く考えていません。今後も妻の仕事を支えていきたいし、子どもの事でも最終決定は私がしたいと考えています」と現在の生活スタイルへの確固たる信念も教えてくれた。
現在、奥さまのビジネスは拡大傾向にあり、「今後は徐々に手を広げようと考えています。もちろんリスクが伴いますし、そうなった場合には様々な問題点が出てくるかとも思います。しかし、親が成長していかなければ子どもの成長もないと考えています。そのためには今、やるべきとこを先延ばしにしてはいけないと強く思います」と熱く語ってくれた。
穂高さんの生活スタイルは奥さまが事業をされていることもあり、一般的にイメージする専業主夫の生活スタイルとは少し違うのかもしれないが、「妻が外で働き、夫が家庭を守る」というまだまだ少数派の、しかし新しいライフスタイルなのだ。
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