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専業主夫だっていいじゃないか!(2ページ目)

妻の扶養に入り家事や育児を専業とする男性が増えている。最近は「専業主夫」と呼ぶらしい。まだまだ一般的ではない彼らの日常や育児感、悩みや喜びについて、ガイドは徹底取材を試みた。

執筆者:遠藤 雅大

ケース1:痛烈な批判。日々、心の葛藤

人それぞれの「人生の成功」とは何だろうか?
北海道在住の村上さん(仮称・31歳)は昨年4月に仕事を辞め、妻の扶養に入った。「最初は僕が扶養に入るのは職場的にみっともないから入れないなどの問題がありましたが、色々話し合った結果その部分も解決しました」とのこと。現在は妻と1歳の長女との3人家族。奥さまは一般的な公務員で年収は約450万円。

「仕事って、家族を大切しない方が褒められることが多いんです」と働いていた当時を振り返りながら、最愛の家族との時間を大切に暮らしている。一人暮らしの経験もあるので家事について不満を持つことは少なく、育児についても「僕の場合は妻にとっても初めての育児で、お互いに0からスタートしたと思っています」と前向きに語ってくれた。

そんな村上さんが「専業主夫は一般的ではないので、男の僕が育児や家事をいくら頑張っても、お金を稼いでいないということで『情けない』と見られてしまうのが悔しいです」と語るのには理由がある。一般的な専業主婦と何ら変わらぬ生活を送る村上さんだが、男であるがゆえに「ひも」「ニート」「ジゴロ」「男に育てられて娘さんがかわいそう」「男は金を稼ぐのが仕事」など痛烈な批判を受けることもあるというのだ。

また、以前のようにビジネスマンとして活躍したいとの思いも強く、「今は主夫をしていますが、心中ではビジネスのキャリアを積まずに日々が過ぎていくことがいつも不安で仕方ありません。就職して、バイトでも良いからキャリアも積みたいというのが本音です」と葛藤する毎日でもあるという。

しかし、ガイドが取材した限りでは村上さん一家の生活は自然そのもので、一般的な家庭のそれと何ら変わりはない。「妻との時間、娘の育児、色々考えると、今は僕が主夫をするのがベストなんです」と語る彼のブログには、こうも書き記されている。

人それぞれに「人生の成功」ってあると思う。特に、独身だったら社会的地位を築くことがステータスになっている人が多いかもしれない。でも今の僕が考える人生の成功とは、その時、その時が楽しい人生を歩むこと。そして、僕がこの世にいたという軌跡をできるだけ長く残すこと。これが成功ではないかと今は考える。

まだまだ一般的ではないのかもしれないが、村上さんご夫婦が互いの考えを尊重して選んだ専業主夫というライフスタイルに声援を送りたい。

次ページでは、なりゆきで専業主夫になってしまった男性が登場!
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