専業主夫が急増

「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考え方は崩れつつある
2005年2月、内閣府が発表した「男女共同参画社会に関する世論調査」によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考え方に「反対」と答えた人は48.9%で、「賛成」の45.2%を1979年の調査開始以来初めて上回った。79年の調査では賛成72.5%、反対20.4%だったそうだ。約25年前よりは、女性が外で働くことに反対する人はずいぶんと減っている。内閣府の分析では「女性の社会進出に対する意識変化に加え、夫婦で働かないと生活が苦しい経済状況も背景にあるのでは」とのこと。

事実、専業主婦を想定した国民年金の第三号被保険者数は年々減少傾向にある。女性の社会進出などが減少の要因のひとつとして考えられるが、その一方で第三号被保険者となっている男性は年々増加傾向にある。厚生労働省によると、男性の第三号被保険者は1997年から7年連続で増加の傾向にあり、2003年度は8万108人と初めて8万人を突破。10年前の96年度と比較して、約2倍にも上っている。

結婚前の年収が妻よりも低かったり、妻がビジネスで成功を収めたりと家計的な理由から主夫を選ぶ男性もいれば、勤め先の倒産やリストラ、体調を崩し自宅療養が必要になったりと、自分の意思や理想に反して主夫を選ぶ男性もいる。妻の扶養に入り、家事や育児を専業とする男性。最近はそんな彼らを「専業主夫」と呼ぶらしい。

ガイドは彼ら「専業主夫」の日常や育児感、悩みや喜びについて、徹底取材を試みた。

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