学習机は買う?買わない?

文章:吉森 福子(All About「幼稚園・保育園」旧ガイド)

学習机と言えば入園準備品の定番でしたが、近年「入学時には買わない」という家庭も増えています。1年生の勉強場所は?学用品の収納はどのようにすればよいのでしょうか。
学習机を購入する場合も、シンプルなものが好まれるようになってきました

学習机を購入しない家庭が増えている?

子どもの小学校入学に合わせて、ランドセルと学習机を購入する。ママやパパが子どものときにはこれが当たり前の慣習でしたが、最近は少し事情が変わっています。「入学時にはあえて買わない」という家庭が増えているというのです。
「小学1年生では、ひとりで学習机を使って勉強するなんてことはほとんどない。だったら、入学時に揃えることもないんじゃないかしら。」というのが「買わない派」の代表的な意見です。実は、この「小学生、特に低学年のうちは宿題は親の目の届くリビングで」という意見は、ある著名な専門家のすすめるところでもあります。

「陰山式」では「宿題は食卓で」

「百ます計算」など、読み書き計算の反復学習を重視することで知られる陰山英男氏は、著書『学力は家庭で伸びる』の中で、「宿題は食卓でさせよう」と述べています。
低学年で身につけなければならないのは、毎日家で勉強する習慣。ひとりでこれを習慣づけるのはなかなか難しいものです。そばについて勉強をみてあげる人が必要なんです。 
陰山氏が強調するのは、「学力を支えるのはコミュニケーション力」ということ。親が一方的に「勉強しなさい!」と言い続けるのではなく、「今日、学校でどんなこと習ったの?」という会話の延長線上で勉強を始められるように、親は粘り強く働きかけるべきだとされています。そのためには、リビングや食卓など「同じ空間」のほうがやりやすい、というわけです。

学用品の収納場所に注意!

ただし、「買わない派」で注意すべき点は、学用品の収納場所。そう、小学生の間の学習机の大きな機能は「勉強すること」より「教科書・ノート・文房具をしまうこと」とも言えるからです。
学習机を買わない家庭の場合は、おもちゃなどを整理して「学校関係のものをしまう場所」をできるだけ一箇所に固めておくなど、子ども自身が出し入れしやすい収納を考えておかなければ大変なことに。
「収納のためだけに学習机を買う」というのも一見本末転倒のようですが、スペースに余裕があるなら買ってしまったほうがムダなく使える、ということもあるかもしれません。

学習机、買うべきか買わざるべきか、悩むところです。
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