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「学童保育」ってどういうところ?(2ページ目)

小学校に入学した後の、子どもたちの放課後生活の一つに学童保育があります。でも「学童保育」ってわかるようで、よくわからない。いったいどういうところなのでしょう?

猪熊 弘子

執筆者:猪熊 弘子

子育てガイド

働く親は小学校からが大変!

働く母親
子どもが小学校に上がってからの働き方もよく考えて
ガイド自身も実感したことがありますし、同じく働く親がよく言っているのは「保育園は天国だった」ということ。保育園ではみんな親が働いているという条件なので、子どもたちの間にも差異があまりありませんし、園も親が働いていることを前提にさまざまな連絡や行事を入れてくれます。

しかし、小学校ではそんな配慮は全くありません。親が働いていてもいなくても、同じ対応をされます。保育園の間は送り迎えが大変だと感じるでしょうが、実は、働く親が最も大変なのは、子どもが小学校に上がってから。特に、小学校1、2年の間は、帰宅時間も早く、親が帰ってくる間までの時間をどのように過ごせばいいのか、家族にとっての大きな問題になります。
そこで、考えて欲しいのが、働き方です。

今は保育園に預けているママたちも、保育園で延長保育が始まったからといって、仕事時間を長くてしまわないことです。保育園の間は天国で、いくらでも仕事時間に併せて保育時間を伸ばすことができますが、小学校に入ったら、子どもは午後1時、2時といった時間に学校が終わることもある、ということです。一度伸ばしてしまうと、仕事時間を短くするのは容易ではありません。少なくとも小学校1、2年くらいまでは保育園と同じように、なるべく短い勤務時間になるように働き方を変えた方がいいのではないでしょうか。

もちろん、それは理想で、そうはいかない場合もたくさんあります。そのとき、親子を本当の意味で助けてくれるのは、学童保育なのです。「保育園が終わったら、幼稚園が終わったら、もう大丈夫」と安心してはいけません。子どもの放課後が心配で、小学校に入ってから仕事を辞める母親も、大勢いるのが現実なのです。子どもの生活も心配なことが多い時代。安心できる学童保育施設がもっと増えていくように、みんなで声をあげていきたいものです。

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