子供のしつけ/親子関係

親子の信頼関係を築くには

子どもに何か問題が起きた時や何か悩んでいることがあるときなど、子どもから、親に話をしてくれる、そういう関係でありたいと、親は願っています。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

子どもに何か問題が起きた時、たとえば、幼稚園や学校でいやなことがあったり、何か悩んでいることがあるときなど、子どもから、親に話をしてくれる、そういう関係でありたいと、親は願っています。

そのためには、親子の信頼関係を築くことが大切ですが、その信頼関係を築き、深めるにはどうすればいいのでしょうか。

気持ちを言葉で伝える

気持ちを伝える、一番ストレートな方法は言葉です
親子の信頼関係を築くには、親子間のコミュニケーションが大きな役割を果たしますが、そのために大切なことのひとつに、親の気持ちを言葉で伝えるということがあります。

言葉にして言わなくても、雰囲気や態度で伝わっているだろうと、勝手に決めないほうがいいのです。言葉にして言わないと、伝わっていないことも多いのです。気持ちを伝える、一番ストレートな方法は言葉なのですから。

では、どんなことを、子どもに伝えていただきたいかといいますと、まず、「どんなときでも、何があっても、お父さんとお母さんはあなたの味方である」ということ。そして、「あなたのことはとても大切に思っていて、大好きだ」ということを言葉で伝えてください。

また、一緒に幼いころのアルバムを見ながら・・

「あなたがお腹にできた時、どんなに嬉しかったか、生まれたとき、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、みんなどんなに喜んだか」ということも伝えてください。

そうすると、子どもは、自分がこれまでどんなに大切に思われ、愛されてきたかを知ることができます。

そして、子どもは大きな安心感に包まれ、親への信頼感も強くなります。そして、辛いことや悩み事ができたときも、親を信頼して話をしてくれるのではないでしょうか。
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