親も子も感じるストレス
「脱いだ靴をそろえなさい」「ちゃんと、手洗いうがいをするのよ」
「給食のナプキン、洗濯に出しなさい」
「出したおもちゃは片付けなさい」
親は、声をかけるだけでもストレスを感じますが、一度言って、子どもがすぐに行動に移さない場合、親のストレスは、さらに大きくなります。もう一度、声をかけようか、それとも、もう少し様子を見たほうがいいのかという心の葛藤は、さらにストレスを大きくする原因になります。
子どもは子どもで、何度も言われると、かえってやる気がなくなります。そして、まさにやろうと思っていた時に言われると、かなりやる気がなくなります。また、親に言われてすぐにするのは嫌だと考える子どももいるようです。
口で言わずに伝える方法
どうやら、口で言うことがネックなようです。つまり、子どもに向かって口で言うのではなく、するべきことを紙に書いて、目に付くところに貼っておくのです。紙に書く言葉は、命令口調ではなく、呼びかけるように書きましょう。
玄関の子どもの目の高さに約束ごとを書いた紙を貼りましょう |
「そとからかえったら、ていねいに てをあらい、うがいをしましょう」これは、洗面所の鏡に。
「きゅうしょくのナプキンをせんたくにだしましょう」これは、子ども部屋の幼稚園バッグをかけるところに。
それぞれ効果的な場所に貼りましょう。
紙に書いて貼るのと、口で言うのとでは、親のストレスは、全然違ってきます。また、子どもも、口で言われるより、その内容が、素直に心に入って行くようです。
親が言わなくても、子どもは自ら進んで身の回りのことをするようになります。子どもは、親から小言を言われなくなり、ストレスを感じることなく、また、親も言わなくて済むので、ストレスを感じなくなります。
約束ごとが守れるようになってきたら、さらにステップアップ!