子供のしつけ/親子関係

親も子もストレスを感じないしつけ法

毎日の子どもの生活態度に対し、親は何度も注意することでストレスを感じ、子どもも何度も注意されることでストレスを感じます。そこで、親も子もストレスを感じないしつけ法ご紹介します。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

親も子も感じるストレス

「脱いだ靴をそろえなさい」
「ちゃんと、手洗いうがいをするのよ」
「給食のナプキン、洗濯に出しなさい」
「出したおもちゃは片付けなさい」

親は、声をかけるだけでもストレスを感じますが、一度言って、子どもがすぐに行動に移さない場合、親のストレスは、さらに大きくなります。もう一度、声をかけようか、それとも、もう少し様子を見たほうがいいのかという心の葛藤は、さらにストレスを大きくする原因になります。

子どもは子どもで、何度も言われると、かえってやる気がなくなります。そして、まさにやろうと思っていた時に言われると、かなりやる気がなくなります。また、親に言われてすぐにするのは嫌だと考える子どももいるようです。


口で言わずに伝える方法

どうやら、口で言うことがネックなようです。つまり、子どもに向かって口で言うのではなく、するべきことを紙に書いて、目に付くところに貼っておくのです。

紙に書く言葉は、命令口調ではなく、呼びかけるように書きましょう。

玄関の子どもの目の高さに約束ごとを書いた紙を貼りましょう
「ぬいだくつを きちんとそろえましょう。」これは、玄関の入ってすぐの目に付くところに。

「そとからかえったら、ていねいに てをあらい、うがいをしましょう」これは、洗面所の鏡に。

「きゅうしょくのナプキンをせんたくにだしましょう」これは、子ども部屋の幼稚園バッグをかけるところに。

それぞれ効果的な場所に貼りましょう。

紙に書いて貼るのと、口で言うのとでは、親のストレスは、全然違ってきます。また、子どもも、口で言われるより、その内容が、素直に心に入って行くようです。

親が言わなくても、子どもは自ら進んで身の回りのことをするようになります。子どもは、親から小言を言われなくなり、ストレスを感じることなく、また、親も言わなくて済むので、ストレスを感じなくなります。

約束ごとが守れるようになってきたら、さらにステップアップ!
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