眞子さまと佳子さまのご成長
ご両親に優しいお心配りをされるよう ご成長されたおふたり |
<平成14年>
Q:愛子さまのお相手をする時の『お姉さんぶり』などご成長が垣間見られるエピソードは?
「今年の夏、眞子と佳子が自分たちは小さい時どのようなことで喜んだのかと私に尋ねながら、御用邸でどのようにすれば敬宮さまがお喜びになるかを相談しながら旅の支度をしておりました。御用邸ではしっかりと座られるようになりました敬宮さまと娘たちがととのえたおもちゃで楽しく遊びました。」(紀子さま)
Q.二人のお子さまと日常の触れ合いの中でお感じになったことは?
「私たちが仕事が立てこんでおりますとき、また外国など比較的長い旅から戻ってきましたときに私たちの体調を気遣ってくれたり、何か手伝いたい、助けることができたらとの気持ちを持って優しい言葉をかけてくれることもあります。そのような娘たちの心配りに成長を感じます。」(紀子さま)
3年前から、眞子さま、佳子さまはお姉ちゃまぶりを発揮されたり、また、ご両親にお優しいお心配りをしていらっしゃいます。新宮さまがお生まれになったので、いっそう、紀子さまのお手伝いや新宮さまのお世話に精を出されることでしょう。
<平成15年>
Q. お二方のご成長ぶりについて、日常のエピソードを交えてお聞かせください。
「上の娘はこの春から中学生になり、以前から興味・関心を持っていた美術や絵画などの展覧会にも行き、少しずつ興味を深めているのではないかと思います。夏休み、古文書の修補を見学に行ったのですが、非常に興味を持っているようでした。
一方、佳子はスケートを楽しんだり、工作とか折り紙とか作ることが好きで、よく折り紙をしたりして楽しんでいるようです。」(秋篠宮さま)
「姉妹で一輪車もしています。二人で手をつないだり、自分たちで何か一輪車の遊びを作っていることもあって、私たちが見ていても大変楽しゅうございます。
二人は、私たちに身近な生活から社会の出来事まで、様々なことを話すようになりました。わからないことは私たちに尋ねて、宮様が丁寧に説明をされたり、私が十分に答えられない場合には、一緒に調べたりすることもございまして、このような時間も大切にうれしく思います。」(紀子さま)
親が、子どもから質問をされることはよくあることだと思いますが、答えられない質問をされた場合、適当に答えたり、「わからない」と言って、そのままにしている親も少なくないと思いますが、十分に答えられない場合は、紀子さまのように、一緒に調べることがとても大切です。
正しい答えを導き出すことだけでなく、わからないことは調べるという姿勢を子どもに見せることが大切なのです。
<平成16年>
眞子さまと佳子さまの最近のご様子・ご成長ぶりについて、具体的なエピソードを交えてお聞かせください。
「下の娘は、夏にどうやって冷房を少なくして涼しく過ごせるかということを考えていたようで、宿根朝顔を窓の外にカーテンのようにはわせたいと言い始めて、それを一緒にやりました。また、時々部屋に来て、私の知らないパソコンの機能を教えてくれたりすることがあります。」(秋篠宮さま)
「眞子とは、今年も一緒に美術館や博物館を訪れる機会に恵まれました。印象深かったことや感動したことを私たちによく話してくれます。また、最近は映画音楽やミュージカルの話も多くするようになり、好きな旋律をピアノでよく弾くこともございます。娘と一緒に芸術に触れ、心豊かな時間をこれからも大切にして参りたいと思います。
佳子はスケートの練習に励んでおります。運動も好きですが、一方で静かに部屋で過ごす時間も増え、上の姉より薦められた本を楽しそうに読んでいる姿をよく見かけることがあります。また、布や毛糸などの身近な素材を使って人形や飾りを作ったり、お菓子を焼いたりしています。私も誘われることが度々ありますが、このように創りだす喜びの心を持ち続けていることにうれしさを覚えます。
これからも、娘たちが自分たちの関心や興味を豊かに深め、必要な生活習慣を学び、心身ともに健やかに育つよう心がけて参りたいと思っております。そして、二人ともそれぞれ成長に伴って増えてくる経験を通して、調和のとれた考えを持ち、難しいことや複雑なことにも対応できる力をつけてほしいと願っております。」(紀子さま)
次はごく普通の家庭と同じ感覚をお持ちの秋篠宮家エピソードです。