子供のしつけ/子供のしつけ関連情報

危険を未然に防ぐ方法を子どもと真剣に話し合おう! 親子でしっかり防犯教育(3ページ目)

子どもの危険回避研究所の所長、横矢真理さんに家の中、学校・保育施設と通学時における犯罪の実態と犯罪から子どもを守るために、親子で何をするべきかについてのお話を伺いました。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

■■ <Q6> ■■

学校や保育施設では、どのような犯罪が多いのでしょうか?


■■ <A6> ■■

窃盗やガラスを割るなどの器物破損が多いですね。また侵入した不審者がトイレに潜んでいたり、盗撮されたり、校庭で抱きつかれたり、という体験談も寄せられています。ただ、不審者に目がとらわれがちですが、実際には内部の人による犯罪(同級生や上級生からのいじめや暴力、または体罰など)も残念ながらあることを忘れてはいけません。

■■ <Q7> ■■

学校や園での犯罪というと、親の目の届かないところでの出来事となりますが、親としては、犯罪を防ぐために、どのようなことができるのでしょうか?


■■ <A7> ■■

学校や園の防犯対策について、PTA活動などを通じて常に意識してチェックしていくことです。学校の様子を土日の校庭開放の時などに子どもと見てまわってみましょう。

子どもに対しては、学校内でも関係ない悪い人がはいってくることもあるから、ひとけのない場所に一人では行かないこと、誰かが嫌なことをしたら話してくれるように言い聞かせることです。CAP(※)などの講習をPTAで取り入れることも多くなりました。

■■ ※CAPとは・・・■■

Child Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の略で、子どもたちがいじめ、誘拐、性的暴力といったさまざまな暴力に対して、何ができるかを、子ども、親、教師、地域の人々に教えるプログラムのことで、あるレイプ事件をきっかけに、1978年、アメリカで生まれました。

このプログラムは、子どもは無力だから、大人が子どもを管理するというものではなく、 子どもたちが本来持っている力を引き出し、子ども自身が暴力をはね返し、自分を大切にする、心を育む教育プログラムです。



■■ <Q8> ■■

通学時における犯罪には、どのようなものがありますか?


■■ <A8> ■■

圧倒的に多いのは痴漢です。「道を教えて」とか「手相見てあげよう」などと言って近寄ってきた人に急に手をひっぱられたり、身体を触られたりする痴漢+誘拐未遂とも言うような犯罪も多くの体験談が寄せられています。

■■ <Q9> ■■

では、親として、どのようなことに気をつければ、いいのでしょうか?


■■ <A9> ■■

近所の子どもたちと一緒に登下校させるようにし、とにかく一人で行動させないようにしましょう。 

イタスト : Kaname
もしも変な人がいた場合、大きな声で叫ぶことや、人が大勢いる方に逃げるように教えてください。

防犯ベルを持ち歩くことも対策の一つですが、いざという時に使えるように親子で試しておいてください。


■■ <Q10> ■■

最近は安全のために活用できる、いろいろなサービスがあるようですが、どのようなものがあるのですか?
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