「おてて絵本」を楽しむコツ
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地域の児童館や幼稚園などで、「おてて絵本」のイベントをたくさんやるようになり、子どもたちの話しをメモしたり、録音させてもらったりしました。
わが子のお話も、ぜひ記録しておくことをオススメします。親子だけの世界に一つのお話し集になりますから。
-「おてて絵本」のいいところは、どんんなところでしょう?
子ども同士では、お話しごっこはしないんですよ。大人が自分の話しを聞いてくれるというのが、一番大切なポイントだと思います。
大好きなお母さんやお父さんが、自分の話を聞いてくれる、自分と時間を共有してくくれるということが、とてもステキなことだと思います。
-親はどんな風に、子どもの話の相手をすればいいですか?
「次はどうなるの?」「それから?」と、促したり、「うん」「なるほどね~」と共感したり。
子どもが、「うさぎがいました」と話し始めたら、「うさぎがいたんだね」と同じ言葉を繰り返して、言葉のリズムを刻んであげるといいですね。
それから、たくさんほめることです。「いいね~」「すごいな~」なんて。「ばっかじゃないの?」なんて、ちゃかしたりしても、いいと思います。
話しが止まったら、「次のページ見てみようか」と言って、ページを開くまねをすると、またお話しが続いたりします。
-子どもから言葉が、なかなか出てこない場合は?
「できないんだもん」なんていう子もいますよ。そんな時には、「お母さんと、代わりばんこでやってみよう」なんていうのも、いいと思います。
まだお話しが上手じゃない、小さな子どもの場合は、お母さんが主導権を持って、話しをすすめて、子どもに単語を言わせるというお話しの方法もあります。
母「お天気がいいから、お散歩に行きました。どこが良いかな?」
子「公園!」
母「公園に行ったら、どんな動物がいたかな?」
子「パンダ!」…
子どもは単語を言っているだけですが、自分でお話しを作っている気分になれます。