乳児育児/赤ちゃんの成長(0~1歳)関連情報

手のひらでできる親子遊び「おてて絵本」(2ページ目)

おてて絵本とは、「手のひらを絵本に見立てた、親子で楽しむ絵本のごっこ遊び」。子どもたちが話した、たくさんのステキなおはなしが、1冊の本になりました。

高祖 常子

執筆者:高祖 常子

子育てガイド

「おてて絵本」を楽しむコツ

『きいてね!おてて絵本』(扶桑社¥1050)を監修したサトシンさん。クリックするとアマゾンのサイトに飛びます。
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-子どもたちのお話しの記録はどうやって集めたのですか?
地域の児童館や幼稚園などで、「おてて絵本」のイベントをたくさんやるようになり、子どもたちの話しをメモしたり、録音させてもらったりしました。

わが子のお話も、ぜひ記録しておくことをオススメします。親子だけの世界に一つのお話し集になりますから。

-「おてて絵本」のいいところは、どんんなところでしょう?
子ども同士では、お話しごっこはしないんですよ。大人が自分の話しを聞いてくれるというのが、一番大切なポイントだと思います。
大好きなお母さんやお父さんが、自分の話を聞いてくれる、自分と時間を共有してくくれるということが、とてもステキなことだと思います。

-親はどんな風に、子どもの話の相手をすればいいですか?
「次はどうなるの?」「それから?」と、促したり、「うん」「なるほどね~」と共感したり。
子どもが、「うさぎがいました」と話し始めたら、「うさぎがいたんだね」と同じ言葉を繰り返して、言葉のリズムを刻んであげるといいですね。

それから、たくさんほめることです。「いいね~」「すごいな~」なんて。「ばっかじゃないの?」なんて、ちゃかしたりしても、いいと思います。

話しが止まったら、「次のページ見てみようか」と言って、ページを開くまねをすると、またお話しが続いたりします。

-子どもから言葉が、なかなか出てこない場合は?
「できないんだもん」なんていう子もいますよ。そんな時には、「お母さんと、代わりばんこでやってみよう」なんていうのも、いいと思います。

まだお話しが上手じゃない、小さな子どもの場合は、お母さんが主導権を持って、話しをすすめて、子どもに単語を言わせるというお話しの方法もあります。

母「お天気がいいから、お散歩に行きました。どこが良いかな?」
子「公園!」
母「公園に行ったら、どんな動物がいたかな?」
子「パンダ!」…

子どもは単語を言っているだけですが、自分でお話しを作っている気分になれます。

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