盗撮・盗聴の対策/盗聴・盗撮を防ぐ

水着姿を“盗撮”されないための注意点(2ページ目)

海やプールに涼を求めて出かける季節。開放的な気分になっているところに、不審なカメラが……。水着姿の女性や子どもたちが盗撮される危険性がおおいにあるので、徹底的に防御しましょう。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

周囲360度を見回して!

後姿にも気を配って!

後姿にも気を配って!

海に入ったり、浜辺を歩いたり、ビーチパラソルの下で昼寝をしたりするなどのどんな行動をとるときでも、家族族連れやグループなど、同行する全員がこのような盗撮の危険性について確かめ合っておくといいでしょう。そして、それぞれを守るために、常に周囲に気を配りましょう。

決して「キョロキョロと見て」ということではありません。「キョロキョロ」というのは、そのほうが不自然ですし、軽薄な感じがしてあまりいい言葉ではないので、防犯ガイドとしては使いません。むしろ、自然な動作の中で、視界に入るものをゆっくりと見渡すようにするといいでしょう。人間の視野は平均でおよそ180度~見えるといいます。ゆっくり首を回して目を最大限に使ってその方向に向ければ、かなりの範囲が目に入るはずです。

周囲を見るときは無意識に見るのではなく、自分が監視員になったつもりで、不審者を先にこちらが発見するくらいの意識で見るようにしましょう。女性同士が気をつけるだけでなく、同行する男性たちも同行する女性たちが盗撮被害に遭わないように警戒心を持ちましょう。男性のほうが脚も早いですから、不審者を見つけたらすぐに追いかけてつかまえるか、人相風体をしっかり覚えて一刻も早く監視員に知らせましょう。

タオルやスポーツバッグ等に仕込んだビデオカメラや、デジタルカメラ、または携帯電話のカメラで撮影する人もいます。通話するふりをしてシャッターを押すかもしれません。距離があれば被写体となった人にはシャッター音は聞こえにくいので、不自然なシャッター音がそばでしたら、誰でも警戒するようにしましょう。

まさかこんな分かりやすい格好ではいないでしょうが。。

まさかこんな分かりやすい格好ではいないでしょうが……

盗撮者だと知られて逃走中に、携帯電話を折ったり、カメラを壊すなどしてデータを消そうとする者もいるようです。しかし、そうした行為そのものが盗撮したことを自白しているようなものです。盗撮者を許しておくと被害は広がる一方です。不審だと思えば、つかまえて監視所に同行したり、携帯電話で110番通報をするようにしましょう。

また、いざという場面では、こちらも携帯電話やデジカメを活用して、盗撮者の画像を撮るようにできれば、証拠になります。「盗撮被害を受けた」という結論を想定して、どこで、どのように、どうして、どうやって、と逆算していくことで、弱点が見えてくるはずです。違法な行為に負けないよう、悪質行為を許さないという強い意識を持つことが大切です。

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