盗撮・盗聴の対策/盗聴・盗撮を防ぐ

プールや海での盗撮対策……水着姿や着替えシーンは要注意!

海やプールでの水着姿の女性や子どもたちが盗撮される危険性が大いにあるので、徹底的に防御しましょう。今回は、盗撮対策についてお話ししていこうと思います。水着姿はどこからも狙われていると思い、常に周囲に気を配ることも必要です。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

<目次>

プールや海での盗撮対策とは……水着姿が狙われる!

プールや海での盗撮対策

水着姿はどこからも狙われる!

夏というこのシーズンならではの盗撮被害が、水辺での水着姿や着替えのシーンなどです。そして、女性だけに限らず、小さな子どももその姿を狙われます。

海水浴場やプール等でも必ず監視所があり、監視員が警戒してくれてはいます。が、特に海辺などでは文字通り「芋の子を洗うような」状況で、大変混雑しているため、盗撮を目論んでいるような人物を見つけることは困難かもしれません。しかし、こちらが水着姿の女性であれば、「盗撮されることはあり得る」と思うこと、小さい子どもがいれば、「ウチの子が盗撮されるかもしれない」と考えておくことがまず第一です。

監視員だけに頼るのではなく、自らが不審な盗撮者を突き止めるくらいの気構えを持っていましょう。言うまでもなく、画像や動画はいったんネット上に流出してしまえば、取り戻すことはほぼ不可能です。そして、半永久的に世界中をさまようことになります。自分の水着姿や顔、子どもの顔や水着姿などが、望まないのにそうした状況になることは絶対に避けたいはずです。
 

着替えのときも要注意!

ヒップのアンダーラインが気になりますよね

ヒップのアンダーラインが気になりますよね

海の家などの更衣室を利用する際、また車の陰や、パラソルやバスタオルなどで隠したつもりでも、どこかから見られていたり、撮影されていたりするかもしれません。更衣室では内部をよく見回して、不審なカメラが設置されていないか確かめましょう。トイレも同様に警戒しましょう。

屋外でも、周囲をよく見て、急いで顔をそらしたり、手元を隠すような不審な動きをする人に警戒しましょう。小さい子どもだからと、人目を気にせずに着替えをさせないようにして、子どもの顔や身体などの個人情報を守り抜きましょう。

女性や子どもの水着は引き締まるような素材が多いため、どうしてもヒップのアンダーラインが気になることがあります。つい、水着を下に引っ張ろうとすることがあるはずです。自分の後姿は自分の目に見えていないので、後ろから見られているという意識が薄いものです。しかし、シャッターチャンスという意味では大いに狙われやすい瞬間だといえます。
 

周囲360度を見回して!

後姿にも気を配って!

後姿にも気を配って!

海に入ったり、浜辺を歩いたり、ビーチパラソルの下で昼寝をしたりするなどのどんな行動をとるときでも、家族族連れやグループなど、同行する全員がこのような盗撮の危険性について確かめ合っておくといいでしょう。そして、それぞれを守るために、常に周囲に気を配りましょう。

決して「キョロキョロと見て」ということではありません。「キョロキョロ」というのは、そのほうが不自然ですし、軽薄な感じがしてあまりいい言葉ではないので、防犯ガイドとしては使いません。むしろ、自然な動作の中で、視界に入るものをゆっくりと見渡すようにするといいでしょう。人間の視野は平均でおよそ180度~見えるといいます。ゆっくり首を回して目を最大限に使ってその方向に向ければ、かなりの範囲が目に入るはずです。

周囲を見るときは無意識に見るのではなく、自分が監視員になったつもりで、不審者を先にこちらが発見するくらいの意識で見るようにしましょう。女性同士が気をつけるだけでなく、同行する男性たちも同行する女性たちが盗撮被害に遭わないように警戒心を持ちましょう。男性のほうが脚も早いですから、不審者を見つけたらすぐに追いかけてつかまえるか、人相風体をしっかり覚えて一刻も早く監視員に知らせましょう。

タオルやスポーツバッグ等に仕込んだビデオカメラや、デジタルカメラ、または携帯電話のカメラで撮影する人もいます。通話するふりをしてシャッターを押すかもしれません。距離があれば被写体となった人にはシャッター音は聞こえにくいので、不自然なシャッター音がそばでしたら、誰でも警戒するようにしましょう。

盗撮者だと知られて逃走中に、携帯電話を折ったり、カメラを壊すなどしてデータを消そうとする者もいるようです。しかし、そうした行為そのものが盗撮したことを自白しているようなものです。盗撮者を許しておくと被害は広がる一方です。不審だと思えば、つかまえて監視所に同行したり、携帯電話で110番通報をするようにしましょう。

また、いざという場面では、こちらも携帯電話やデジカメを活用して、盗撮者の画像を撮るようにできれば、証拠になります。「盗撮被害を受けた」という結論を想定して、どこで、どのように、どうして、どうやって、と逆算していくことで、弱点が見えてくるはずです。違法な行為に負けないよう、悪質行為を許さないという強い意識を持つことが大切です。

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