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入院調査結果「平均入院日数36.5日 費用約30万円」

リスクといえば病気やケガですが、その対策に加入する民間の医療保険を選ぶあるいは見直す時の基準に使える入院日数や入院費用などの情報をピックアップしました。過不足のない保障で家計の負担を軽減しましょう。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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ショックだけど、早期に発見できてよかった……。

ショックだけど、早期に発見できてよかった……。

民間の医療保険に加入する時に先ず考えることは「入院給付金日額はいくら」と「1入院あたりの限度日数」です。

厚生労働省の「患者調査の概況」(平成20年)(財)生命保険文化センターの「平成19年生活保障に関する調査」などからこれらを考えるのに参考となるデータをピックアップしました。

データをもとに、現在加入中の民間の医療保険の内容を一度チェックしてみましょう。考えている以上に手厚い保障内容になっているかもしれませんよ。

乳がんで30日入院 費用は約23万円

(財)生命保険文化センターの調査「ガンになった場合の入院費用はどれくらい?」で取り上げている「乳がんで30日入院するケース」では、入院から退院までにかかる医療費総額は1,519,510円(うち食事代54,570円)と高額です。しかし、公的医療保険の高額療養費制度による軽減措置等で、実際に自分で負担する医療費は、医療費総額の7.5%相当の114,205円(うち食事代21,580円)に過ぎません。

入院では、医療費以外に家族の交通費や食費、パジャマなどの雑費、そして差額ベッド代などが必要になります。このケースでは、
  1. 見舞時の家族の交通費・食 費        40,000円
  2. その他諸雑費(衣類、快気祝いなど)    72,000円
  3. 差額ベッド代                 154,000円(7,000円×22日)
と想定しています。医療費の自己負担分114,205円と交通費や雑費等の合計は約23万円。1日あたり約7500円です。差額ベッドを利用する場合は、これに7000円を上乗せしましょう。

もう1つの例「胃がんで入院・手術(36日間)するケース」では、公的医療保険の高額療養費制度による軽減措置等で実際に自分で負担する医療費(食事代を含む)は202,288円、雑費と家族の交通費・食費が147,500円、合計349,700円(9716円/1日)となっています。

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