中学受験/中学受験の志望校選び・学校情報

奈良県中学受験動向(3ページ目)

奈良県の私立中学では、受験生確保に向け有名私立大学との提携が進んでいます。しかし、系列大学への進学状況は学校により異なるため、有名私立大学の提携校・附属校を受験する際は系列大学への進学条件などを把握しておく必要があります。

籔 孝昭

執筆者:籔 孝昭

学習・受験ガイド

奈良県No1の進学校「東大寺学園」

東大寺学園中学は、東京大学、京都大学に毎年100名以上の合格者を出す奈良県No1の進学校。東大寺学園中学の入試日が統一入試日の2日後ということもあり、灘中学、甲陽学院中学、大阪星光学院中学、洛星中学などの併願者が受験してきます。これら難関中学の併願受験者の多くは3教科受験。

東大寺学園は、3教科受験と4教科受験の選択方式となっており、実質倍率は4教科型受験の方が高くなる傾向にありますが、3教科型受験者の大多数が灘中学、甲陽学院中学などの併願受験者であることを考えると、実質倍率には現れない厳しさが3教科型受験にはあります。 

生徒の特性にもよりますが、東大寺学園を第一志望とする受験者は、4教科型の受験勉強をすることが望ましいでしょう。
 

2011年度中学入試の予測

各校魅力ある学校づくりに努力しており、受験制度の変更や新コースの導入など、様々な取り組みを導入していますが、すべての学校が多くの志願者を集められるわけではありません。2010年度の中学入試では堅調であった奈良県でしたが、受験者の減少傾向が止まらない学校もありました。

難関中学や有名私立大学のエスカレーター校などに人気が集中する二極化は、しばらく止みそうにありません。


奈良県中学受験制度 >>

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