「専願」「併願」は冷静に見極めを
奈良県私立中学では、育英西中学、聖心学園中学、帝塚山中学、奈良育英中学などが専願・併願制度を設けています。専願受験の場合には、合格したら必ず入学しなければなりませんが、併願受験と比べて合格最低点が下がります。ただし、専願受験と併願受験の合格最低点がほとんど変わらない学校もあるので、専願受験をする際には「専願」のメリットがあるか否かを冷静に判断することをお勧めします。
難関大学への合格実績を伸ばす特別コース
奈良県の私立共学校の多くは、特進コースや医進コースなどの特別コースを設置しています。東大寺学園中学や西大和中学などの難関私立中学だけでなく、特別コースを設置した中堅私学においても、難関大学へ多数の合格者を出しています。
例えば、特進コースや医進コースを設置している奈良学園は、2010年度の大学入試で東京大学に5名、京都大学に21名、大阪大学に8名の合格者を輩出。男子スーパー理系コースを設置している帝塚山は、2010年度の大学入試で東京大学2名、京都大学に13名、大阪大学に22名の合格者を出しました。