BEST1 額や頭部をスリスリ
額や頭部分を、人の脚や手にゴンゴン当てながらのスリスリは、甘えたい欲求が特に強いときに見せる傾向が高いです。例えばもっとかまって、自分に注目して、遊んで、ご飯が欲しいなどなど。長時間外出して帰宅したときや、忙しくて構うことができなかった後などは、特にこの欲求が強くなります。親代わりに面倒をみてくれる犬にスリスリ甘えてま~す
BEST2 鼻先や頬をスリスリ
細い棒や指先を猫の鼻先に持っていくと、ニオイを嗅いでそのままスリ~としてくる猫が多いです。猫は、はじめにニオイでその「もの」を確認して、次に自分のニオイを付けることで納得できるようです。鼻先から頬を擦りつけてくる時は、そのまま気持ち良くなりたい、甘えたい表現でもあります。また親しい猫同士の挨拶は、鼻先を触れるか触れないかの距離で合わせる「鼻キッス」です。敵意はないのよ~というご挨拶
BEST3 お尻やしっぽをスリスリ
臭腺の中でも一番強いニオイが出るのがお尻部分です。オス猫のマーキング行為などに代表されるように、下半身を擦りつけてくるときは「これは自分のもの」「なわばり」と相手に認識させるためにやることが多いようです。通り過ぎるときにはしっぽをスリ~とさせてニオイ付け
BEST4 壁などや角に身体をスリスリ
外に縄張りを持っている猫は、決まった時間に歩くルートが決まっていることが多いです。壁や角部分には、必ず自分のニオイを残して、他の猫に自分の縄張りであるという「しるし」を残します。家の中だけで暮らしている猫も、同じ場所に身体を擦りつけることが多いので、白い壁の角などは徐々に猫の脂質で赤茶色に変色します。猫がよくスリスリする角には、ガードを張っておく方が無難でしょう。角っこは猫のニオイ付けのお気に入りポイント
BEST5 床など地面に身体をスリスリ
そこに自分のニオイを残したいというだけでなく、むだ毛やノミなどの外部寄生虫を落として、身体を清潔にしたい欲求が強い時に見られる動作です。ゴロンゴロンのたうち回りながら身体を地面に擦りつけた後は、セルフグルーミングで全身のお手入れをします。
春先になると特に転がる回数が増えます