完成パース

こんな絵画のような完成パースを描いてもらえるのも醍醐味

リフォームや増改築をするなら、CMで見る大手ディベロッパーか、大手ハウスメーカーか、はたまた地元のビルダー・工務店か。多くの消費者はこれらの選択肢が思い浮かぶと思いますが、建築家や設計事務所に依頼するという選択肢もあります。建築家や設計事務所というと、いわゆるTV番組に出てくる斬新な「デザイナーズリフォーム」をイメージしがちですが、すべてがそうした高額&華やかなリフォームであるわけではありません。

リフォームを設計事務所に依頼するという選択

設計事務所や個人建築家は、法規制や構造・建築知識をプロとして持ち合わせている、実は頼れるリフォームのアドバイザー。法規制の厳しい敷地・エリアや変形の増改築など、大手の営業マンでは対応できない課題も、一緒に考えてくれる存在ではないでしょうか?そんな仮説を抱いて、リフォームを多く手掛ける女性プロに話を聞きに行きました。

小林美奈子さん

小林美奈子さん

インタビューさせていただいたのは、one's crew代表で二級建築士・インテリアプランナーの小林美奈子さん。電力会社を経てインテリアデザイナーに転身。インテリアプランナー・二級建築士を取得後、建築事務所を経てイタリアで勉強。帰国後独立し、住宅リフォームの設計やセミナー講師として活動。大手ハウスメーカーとの委託契約を結び、「リフォームの匠」として多数の実績をもつベテランリフォームプランナーです。

小林さんの強みは、建築などハードの専門知識を織り交ぜながら、色彩・照明・家具・カーテンなどソフトを含めたトータルコーディネート。特に女性の視点を踏まえ、子どもの成長や二世帯同居ニーズ、ペット同居ニーズといったライフスタイルに重点を置いたリアルな提案が好評です。

インテリアからリフォームを訴求しやすくなった

「ようやくやりたいことができる時代になった」と語る小林さんに、その意図と想いを聞いてみました。

--ようやくやりたいことができるようになった、という意味は?

リフォーム前

小林さんが手掛けた東京のある事例(リフォーム前)

リフォーム後

リフォーム後(写真はいずれも小林さん提供)










「これまでの住宅業界はインテリアは二の次、予算が余ったら考えよう…という程度のオマケ的な存在でした。インテリアと構造体を切り離して考える建築家の方も多かったのですが、実際は住まう人が主役である以上、インテリアの占める割合は無視できません。事実、今はインテリアを主軸に家づくりやリフォームを考えるユーザーが増えています。インテリアからリフォームを訴求できる時代になってきたということがまずあります」

インテリア

インテリアはオマケでなくメインになる時代に

「さらに、私たちのようなインテリアや建築の知識のある設計事務所は、在来(軸組)、2×4、RCの工法に関わらず、どんな工法の既存住宅でもリフォームに対応できます」

女性消費者の場合、インテリアからリフォームを説明されると、モチベーションが上がりやすくなるかもしれませんね。