自転車が置けない!マンション内でトラブル

自転車置き場の問題は、ファミリー世帯にはかなり切実な問題です

自転車置き場の問題は、ファミリー世帯にはかなり切実な問題です

これは都心にDINKS向けマンションを購入した知人Yさんの体験談です。

マンション販売当初はバリバリ働くをDINKS・シングル世帯を想定して売り出したマンション。実際に購入したのもほぼ100%DINKS・シングル世帯でした。しかし、入居後2年を過ぎたあたりからちらほら乳幼児を見かけるようになり、ほんの20数戸ほどのマンションですが、5年後には7割以上が子持ち世帯となりました。

そこで噴出したのが、「子供乗せ自転車問題」です。

このマンションにはほとんど住戸数と同じ台数分だけしか自転車置き場がなく、しかも特に横幅のサイズの大きな子供乗せ自転車を置ける広さではありませんでした。

そのうち、自転車置き場に収納できないからということで狭い敷地のあちこちに子供乗せ自転車が置かれるようになったり、無理やり自転車置き場に子供乗せ自転車を押しこむ人もでてきて、そのとなりの人が自転車を自分の自転車置き場に置けなくなったりで、住民同志のトラブルになりはじめたのです。

マンション敷地内は乱雑になり、関係も悪化。あまりいい環境ではなくなりました。

そこで、管理組合が子供乗せ自転車置き場の新規設置などを検討することになったのですが、狭い敷地内は消防法上の避難通路となっており、法律上工作物を設置することはできないことがわかりました。

結局ベストな解決策はなく、2段式自転車置き場のなるべく上の段に子供のいない人が自転車を置き、下の段は一台置きに子供乗せ自転車を置くことで調整することになりました。

ところが、これにシングル・DINKS世帯が猛反発。自転車置き場は料金の差がほとんどないのになぜシングル・DINKS世帯が不利益を被らなければいけないのか、という内容でした。確かに上段の自転車置き場はスライドレール式で、女性がひとりで自転車を出し入れするのはかなり大変です。

結局大幅な入れ替えはできず、一部の人々の場所の交換で終わったそうです。

最初から子供乗せ自転車の設置が想定されていないDINKS向けのマンションでは同じようなトラブルに見舞われる可能性も大きいのではないでしょうか。

次ページでは「ベビーカー問題」について解決します。