意外と必要、デジカメケース
知らないうちにデジタルカメラの表面に微細な傷が入ってしまった、あるいは塗装がはげてしまったというような経験をしたことはないだろうか。これは主としてバッグなどの中でデジカメと他のものがこすれあってできた傷だ。特に金属とあたると、簡単に傷がついてしまうこととなる。注意してバッグに金属を入れていないつもりでも、ジッパーやボタンなどの金物はちょっと避けようがない。
デジタルカメラのこういった傷を避けるためにもっとも簡単な方法がケースを使うことだ。一口にケースといっても、意外にさまざまなものがある。今回はそれらをざっとご紹介する。デジタルカメラケース選びの参考にしていただきたい。
メーカーの出している専用ケースはフィットするものの……
まず、メーカーの出しているデジタルカメラの機種専用ケースである。多くは皮製、もしくは合皮製で質感の高いものが多い。最大の利点はデジタルカメラにフィットすることだ。さらに主力商品であれば色味などもあわせられたものが発売されることもある。たとえばペンタックスのOptio I-10のケース(製品情報)や、キヤノンのIXY S30のケース(製品情報)などは、最たるものとして挙げられるだろう。
その一方でデメリットとして、デジタルカメラを買い換えたときに使えなくなってしまうということが挙げられる。後継機であればサイズは大まかに似たようなものになるので流用できることもあるが、そうでない場合はかなり厳しい。そして前述したようにメーカーの出している専用品は質感が高いものが多い、すなわち高価なものが多くなっている。
サードパーティ製ならいろいろ選べるが……
というわけで、汎用のデジタルカメラケースはないかと探してみることになるわけだ。汎用のものとしてはPCサプライメーカーから、デジタルカメラ用としていくつか発売されている。低反発ウレタンのもや、金属製のものなどもあり、素材がいろいろ選べるのが利点だろう。低反発ウレタンを中敷にしているものはかなりの衝撃に耐えることができる。ただし、こういった対衝撃性能の高いものはかなり大振りになってしまうのが弱点だ。また、いくつかカラーバリエーションが出されているが、黒以外のデジタルカメラ本体とカラーリングをあわせるのはなかなか難しいところだろう。
次のページでは100円ショップでも見つけられる、なかなか便利なケースを紹介しよう。