100戸内外の物件が中心、
築年、広さには大きな幅が
通りから入ると古い建物が点在する商店街などもあり、子どもの姿もよく見かけた。路地があるせいか、猫の姿も多かった
当然ながら、便利さの分、住宅価格は高くなります。また、このエリアは江戸時代から繁華な土地でしたから、通り沿いだけでなく、そこから入ったエリアにも様々な建物が密集しており、まとまった土地が少なく、規模の大きな物件はあまり数がありません。幹線道路以外は道も細く、場所によっては車と人がすれ違うのがやっと、あるいは路地なども多く残されています。そうした道路事情など価格が高値で安定していることの要因のひとつ。人気はあるけれど、それほど供給がない、たまにあるとすぐに決まる、そうした街のひとつなのです。
マンションの建設現場。街中にはパーキングになっている土地なども目に付いたが、マンションが建つほどまとまった土地は少なかった
さて、2010年時点での新築マンションはいくつか供給はされているものの、やはり数は少なく、規模で見ると数十戸クラス。価格を明らかにしていない物件もありますが、おおよそ50平米で5000万円以上は間違いのないところ。設備、グレードの高い物件であれば、それ以上してもおかしくはありません。
オープンハウスが行われていた。価格は3000万円ちょっとで広さは40平米強。比較的新しいため、やや高め
中古は築数年から30年超まで幅広く供給されており、専有面積も20平米台から100平米超まで。当然価格も2000万円前後から1億円、2億円まで。いくつか目安として対象と広さ、価格を挙げるとすると、築30~40年で40平米前後、カップル向きの物件で2000万円前後、もう少し広め、子ども一人のファミリー向きくらいの60平米以下なら築10年~15年で4000万円~。もう少し広め、60~70平米になると築10年、5000万円~といったところでしょうか。
路地には軽重鉄骨造のアパートが。場所に寄っては木造の古い物件も見かけた
賃貸は大半がシングル向きでワンルームマンションで9万円~、2DKマンションで10数万円~といったところ。お隣の四谷、新宿御苑前よりは全体にやや安めなので、その意味でも穴場と言えるかもしれません。また、物件数自体は大分減りましたが、元々が古い街ですから、築20年、30年といったアパートも残されており、そうした物件を狙えば単身者であれば6万円以内で借りられる可能性もあります。
利便性優先、でも、繁華すぎる場所は避けたいという人であれば、四谷三丁目の都心との距離感はほど良く思えるのではなかろうか
通り沿いは賑やかですが、少し入れば一戸建て、小規模な集合住宅などが混在する、ごく普通の住宅街が広がる四谷三丁目。利便性、街の雰囲気を考えると、忙しい単身者、カップルや子どもの教育を考えて住まいを選ぶファミリーなどには一考の価値のある街といえそうです。特に後日貸す、売ることなども考えている人には価値の落ちにくい街のひとつです。