「自立する18歳」の活躍に期待
堀川高校が考える学校像は、「学ぶ場であること、小さな社会であること、そして楽しいところであること」。つまり、学ぶものとしての謙虚さを持ちながら、自分自身の目標に向かって意欲的に取り組み、さらに学校活動に積極的に参加することで学校自体を楽しむ―、そんな生徒を育てようとしているようだ。生徒会活動や各種行事など、生徒主体の活動を積極的に支援。研修旅行も用意するのは飛行機とホテルと安全のみ。それ以外はすべて研修旅行委員会で検討する。何より、「総合探究」と「探究基礎」が必修科目でありながら、各委員会で検討して授業を作りあげるというから驚きだ。
人間探究科と自然探究科が誕生して早くも10年が過ぎた。堀川高校から卒業した「自立する18歳」たちの活躍がこれからますます楽しみである。
堀川高校の大学進学実績
2010年度の主な実績としては、国公立大では東大9名、京大45名、大阪大20名、神戸大15名など。私立では、早稲田6名、慶應義塾7名、同志社54名、立命館118名、関西学院6名、関西22名などとなっている。堀川高校の入試傾向
一般入試は3月5日(2010年度)。入試科目は国・数・英(リスニング含む)・理・社。各40分で英語は筆記30分、聞き取り10分。合否は、学力検査と内申点の合計点で決定し、学力検査:内申点=5:5。探究学科群は、内申点を93%以上は欲しいところだ。2類文理は、85%以上は欲しい。
2009年度推薦は、探究学科群が募集定員80名に対し、241が応募、競争率は3.1倍だった。一般は、探究学科群が募集定員65名に対し71名が応募、競争率は1.1倍。2類文理は、募集定員40名に対し、58名が応募、競争率は1.5倍だった。