幼稚園受験で合格したら必要な費用
めでたく志望する有名幼稚園に入園することが決まったら、いくらぐらいの費用が必要なのでしょうか。東京都生活文化局が調査した平成19年度都内私立幼稚園入園児(4歳児)納付金調査を見てみましょう。近畿圏の幼稚園も同じような水準です。20年度に関してはこれより若干値上げが行われた幼稚園がありますので、受験される場合には最新の募集要項をお確かめください。
入園手続き時には入学金に相当する「入園金」という一時金が必要です。そのほかに初年度には様々な名目の費用の支払いが生じます。保育料も含めて1年目にかかる費用を初年度納入金と言います。先の調査によると初年度納入金が高額な幼稚園は次の通りです。
■都内私立幼稚園初年度納入金トップ7 (単位:円) |
学校名 |
金額 |
青山学院(渋谷) |
1,445,000 |
松濤(渋谷 2010年に閉園) |
1,350,000 |
東洋英和(女児)(港) |
1,280,000 |
学習院(豊島) |
1,275,000 |
成城(世田谷) |
1,160,000 |
玉川学園幼稚部(町田) |
1,124,000 |
白百合学園(千代田) |
1,080,000 |
平成19年度都内私立幼稚園入園児(4歳児)納付金調査による |
ちなみに調査対象835園の平均は437,970円ですから、これらの学校は平均の2~3倍の金額となるわけです。
2年目以降は基本的に保育料と行事などに伴う諸経費が必要な費用になりますが、公表されているのは保育料のみなので保育料のトップ7をリストアップします。
学校名 |
金額 |
玉川学園幼稚部(町田) |
740,000 |
学習院(豊島) |
694,000 |
成城(世田谷) |
650,000 |
桐朋(調布) |
571,200 |
青山学院(渋谷) |
500,000 |
雙葉小学校附属(千代田) |
490,800 |
東洋英和(港) |
490,000 |
対象園の平均年間保育料は296,783円です。ここでも有名幼稚園は平均のおよそ2倍の金額です。