一面の菜の花畑はイギリス5月の大地。バイオエタノール用に栽培されている |
環境への貢献と資産の成長を謳っていても、コストが高くて運用成績も平均以下、純資産額も小さい心もとないファンドでは、思うような運用が行えない可能性があります。レーティングも参考にしながら、成績、純資産額に安定感があって安心して長期保有できるファンドを選びましょう。
4.それぞれの環境ファンドのコストを比べよう
将来性のある環境関連ファンドで中長期的な運用を考える際、最も運用成績に影響するコストとして要チェックなのが信託報酬です。類似ファンドと比較して高すぎないかどうか確認しておくことは不可欠。また、購入時に販売手数料がかかるかどうかも、各ファンドの「販売会社」のページで確認しておきましょう。販売手数料は販売窓口によって違いますが、かかる場合は3.15%程度が多いようです。環境ファンドはアクティブファンドなので、株価指数に連動するインデックスファンドより販売手数料も信託報酬も高く設定されています。大型企業を多く組入れ、値動きも運用成績もTOPIXに似た環境ファンドなら、インデックスファンドを選んだほうが低コストである分、収益に期待ができるでしょう。せっかく環境関連ファンドを選ぶなら、独自の運用が光る特徴的なファンドを選びたいものですね。
また、環境ファンドは信託期限が決まっているタイプも多いので、十分な運用期間が持てるかどうかも必ずチェックしておいてください。
>>次のページで、環境ファンド保有時の心構えをお伝えします。