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公的年金の運用に学ぶ! 負けない分散投資(3ページ目)

なかなか回復出来ない世界の経済情勢。やはり安定第一と考える方は、プロの安定運用のポートフォリオを目安にしてみるのも一手。日本の公的年金の運用と安定型バランスファンド、プロのお手並みを拝見してみました。

執筆者:牧野 なな子

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4資産で運用するフィディリティーバランスファンド


フェディリティーバランスファンドの運用リポートより作成  短期金融商品には、満期まで一年未満の債券を含みます

年金運用と同じ4資産に投資、設定から5年以上経過、純資産総額が30億以上のファンド(6月末現在219.6億円)としてフィディリティーバランスファンドをピックアップしてみました。

国内外の株式・債券への分散投資により、安定した好収益を目指したバランス運用を行い、6月末現在の資産の割合は右図をご覧ください。株と債券の割合がほぼ50:50。

年金積立金と同様、市場の動きを示すベンチマークに連動する成果を目指す運用をしています。

公VS民 5年間のリターンを比較


気になる収益を、資産割合が違う公的年金運用とバランスファンドで比較すると…

公的年金運用は4月から始まる年度で計算されているので、期間が違い単純には比較できませんが、バランス型ファンドが公的年金運用を毎年少しずつ上回っています。この5年間でみると、利回りの低い国内債券の割合が多い公的年金の運用より、株や海外の割合が多いことが功を奏したといえるでしょう。

とはいえ、その分リスクが高くなっていることも充分理解しておいてください。
重複しますが、安定運用を望む方にはリスクを抑えつつ平均5%ほどのリターンが取れる運用を真似するといいかもしれませんね。
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