株・株式投資/株式銘柄の選び方

暴落相場でこそ買いたい銘柄は?(2ページ目)

8月は株式市場が大きく下げる展開となりました。ただ見方を変えれば大きく下がった今は優良な企業を安く買うチャンスとも言えます。そこで今回はこんな不景気に解体長期保有目的で買うべき銘柄の選別方法についてお話します。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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スクリーニングをしてみよう!

まずは景気に左右されず、業績が安定している企業を探し出すには、今期予想PERが0倍以上(黒字である)であり、中長期的な株式市場の平均PER以下となる15倍以下をスクリーニングの条件とします。

次に高い配当を出している企業の条件として配当が2%以上という条件も付け加えた上で、一流企業の条件と言う事が出来る東証1部に上場し、時価総額が3,000億円以上といった条件も付け加えるとより厳しくスクリーニング出来ることになります。

そして最後に財務基盤がしっかりとした株主持分比率が30%以上であることや現在の株価が保有している資産の帳簿上価格を下回る水準で取引されているということを表す純資産価値PBR1倍割れを条件に付け加えて、スクリーニングで絞り込んでみました。

スクリーニングの条件

先ほどのスクリーニング条件を以下にまとめてみました。
(スクリーニング条件はあくまでも参考例としてあげています)

1.東証1部上場
2.時価総額が3000億以上
3.株主持ち分比率30%以上
4.配当利回り2%以上
4.今期黒字予想
5.PER15倍以下
6 PBR1倍以下

スクリーニングの結果、5銘柄に絞り込まれました(平成23年8月29日時点)。
割安大型株

スクリーニング一覧







ここまで絞り込んだ上で一社一社丁寧に調べていくことで、誰もが知っているブランドを保有する企業を手作業で絞りこんでいけばよいでしょう。

今回の銘柄選別はあくまでもスクリーニング方法の1つにしかすぎません。それぞれ自分だけのオリジナルのスクリーニング方法(定量分析)を見つけた上で、自分なりの定性分析も加え、10年でも長期保有し続けられそうな銘柄を探し出して長期投資の醍醐味を味わってみてはいかがでしょうか。

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