株・株式投資/株式投資の基礎用語

出来高とは?

株価に先行する指標と言われている「出来高」について解説します。出来高は市場の活況具合を見るために使われることが多く、出来高が高いほど取引が活発に行われ、株価の変動も大きなものになりやすいといわれています。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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出来高とは?

株の出来高とは

株の出来高とは

株式の売買では、「買い注文」と「売り注文」の価格と株式数が一致して初めて売買が成立します。この売買が成立した株式数の事を「出来高」と呼びます。

例えば、Aさんがある株式を100円で1000株売りたいと思っている時に、Bさんがその株を100円で1000株買いたいと注文を入れると、売買は成立します。このときの出来高が1000株となります。

出来高は市場の活況具合を見るために使われることが多く、出来高が高いほど取引が活発に行われているということができ、株価の変動も大きなものになりやすいようです。
反対に出来高が低いときはあまり取引が行われておらず、株価の大きな上下もないようです。

出来高の見方

一般的に出来高は株価に先行すると言われています
一般的に出来高は株価に先行するといわれており、このことから出来高は相場の変わり目を判断する指標としても利用されています。

株価が上昇傾向にあると、もっと株価は上がるだろうと考え、買いたい人が増えていきますが、利益を確定するために売りたいという人も増加することとなり、出来高はさらに急上昇します。

このように出来高が急増した後に、株価もピークを迎えることが多くあるようです。

また、株価が下落傾向にある時は、割安感が出るために買いたいという人と、損切りをしたいと考えて売りたいという人の両方が増え、このときも出来高は急上昇します。この後は多くの株価が上昇に転じていくようです。

人気投票ともいえる「出来高」

出来高は相場を判断する指標の一つ
株価と出来高には密接な関係がありますが、出来高には人気投票のような面があり、それだけで判断しては株価が一番高いときに買ってしまう、などということもあり得なくはないのです。

ですので、以前ご紹介したローソク足や、移動平均線と併せて相場を判断して頂くとよいのではないでしょうか。
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