過去の暴落時もチャンスは一瞬!
ユニクロのチャンスも一瞬! |
※2000年8月に1株を2株に分割
前回のアジア通貨危機の暴落時、ファーストリテイリング(ユニクロ)は1,050円まで売られました。その時に購入していれば2年5ヵ月後には61倍になったのです。
100万円でも購入していれば6,100万円ですから暴落時こその株の醍醐味といっても良いでしょう。
1998年6月22日 | 2000年11月7日 | 上昇率 | 投資期間 |
1,050円 | 32,200円 | 61倍 | 2年5ヶ月 |
しかし、その暴落時の購入チャンスは一瞬で過ぎ去ってしまいます。
下記がその暴落時の6月以降数ヶ月の株価の動きです。
1998/6/22 | 1998/7/22(1ヵ月後) | 1998/12/22(半年後) |
1,050円 | 1,439円 | 1,900円 |
このように暴落時のチャンスは一瞬です!!!
ただ同じ暴落時であっても例えば大成建設に投資していればその後ほとんど上昇していません。先のようにビッグチャンス銘柄ほどチャンスは一瞬で、ほかの銘柄はゆっくり買っても間に合う(暴落時こそのチャンスではない!)のです。
アジア通貨危機 | 98年安値 | 00年高値 | 騰落率 | 期間 | 100万円投資で | ユニクロ(9983) | 263円 | 16,100円 | 61倍 | 2年4ヶ月 | 6,100万円 |
大成建設(1801) | 202円 | 230円 | 13.8% | 2年 | 113.8万円 |
日経平均株価 | 12,879円 | 20,833円 | 61.7% | 2年4ヶ月 | - |
アジア通貨危機の安値圏でユニクロ(9983)か大成建設(1801)の選択一つ、一度の決断でその後の資産格差は52倍にも開きます!
100万円投資していれば、片や6100万円!片や113万円です!
安い局面だからといって、「何を(どんな銘柄を)購入しても良い」という訳ではありません。いま「何を」購入するのかを間違うと後の祭りになりかねないのです。
投資する企業の事業内容・事業環境・市場での優位性や業界全体の動向などを調査した上で、現在のような環境下(世界的な景気減速もしくは後退)にあっても成長を持続できる企業を発掘する事が重要となります。
上記の表からも、1996年からの「アジア通貨危機」で訪れた暴落チャンス時に、ユニクロに投資していたか?大成建設に投資していたか?で、その後のパフォーマンスに雲泥の差が出た事が分ります。