第二のヤフー株を探す方法とは?
第二のヤフーはテンセント? |
1.最初の選択が肝心(同期間でトヨタなら36%の上昇、ヤフーなら300倍)
2.早めの購入の決断が重要(トヨタならいつでも間に合ったが、ヤフーだと時間の勝負)
3.出遅れても調整局面での参戦が可能で何度もチャンスがあったということです。
当然最初の段階で購入した方たちも何の基準もなければ2倍や3倍になったから売却し喜んでしまう方も出てきます。
ヤフーの1997年11月以降の推移です。
1997年11月4日 上場200万円
1997年12月4日 238万円
1998年1月5日 299万円
1998年3月11日 400万円
1998年4月14日 610万円
4ヵ月後に2倍、半年後に3倍になって喜んで売却した人も当然います。
これでも十分なのですが、チャンスはもっともっと大きなものであったことに後で気づいてももう手遅れです。簡単に売却してしまうと出遅れた方と同様、今度は日々上昇していくものに手出しが出来なくなっていきます。
その後半年くらい休息をいれ……
1998年11月12日 600万円
1999年4月9日 1億2000万円(1999年3月に2分割 分割後の株価は6000万円)
2000年2月21日 6億5200万円(分割後の株価は1億6300万)
と一気に上昇に弾みをつけました。当初の200万円は1年半で1億円を越え、2年後に6億円を超えたのです。こうなると手がつけられません。とても素人には手出しが出来ないものになります。良いものは早めに手出ししないと手遅れになるのです。
また、売却も素人判断では難しく、購入したら購入しっぱなしでは通用しません。その後の管理の情報(利益確定売り、保有持続、入れ替えなど)が株式には重要なのです。
これが株で財産を築いていくのが非常に難しい心理的な側面です。良いものであればあるほどこのようなピッチの早い動きになり素人はただ見送るだけとなります。
では、今はどうでしょう?
日本ではヤフーがネット関連でトップ企業ですが、実は中国ではテンセント(香港上場700)の運営するQQサイトが非常に有名です。オンラインゲームやニュース、インスタントメッセージ、音楽配信などをネット上で行っており、中国を代表するポータルサイトです。中国ではGoogleやヤフーよりもQQサイトのほうがずっと利用され、なじみがあるのです。
このテンセントについては2004年以来一貫して推奨してきましたが、どこの時点で購入した人も利益が出ている株(最大100倍)の一つです。この10年間はどこの時点で購入していても含み益がでています。