クレジットカード/クレジットカード関連情報

デビットカードとクレジットカードの比較(2ページ目)

あなたの「キャッシュカード」は「デビットカード機能」がついているってご存知でしたか? クレジットカードとの違い、盗難、紛失などによる被害対策など、必要な知識を集めました。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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懸案事項

使い方は、レジに連結した端末機にキャッシュカードをさしこみ、4桁の暗証番号を打込む。ただそれだけです。ATMでの「現金引出し」の手順とほぼ同じです。違うのは現金が出てくるかわりに、銀行預金口座や郵便貯金口座から購入代金が引き落とされるという点です。

「即時決済」ですから、金利や手数料は必要ありません。また、預金口座にある金額(総合口座の場合は、貸付金限度額)までしか使えません。

消費者側には「現金支払いと同じ。使いすぎを防止」、店側には「現金収入と同じ」という、かなり有利なシステムといえます。

ただ、問題が3点ほどあります。

(1)キャッシュカードの偽造対策に不安がある。
(2)レジで暗証番号を打込むので、他人に暗証番号を盗み見される可能性がある。
(3)即座に預金口座から代金が引き落とされるので、盗難被害を防ぐ手段がない。被害額も多額になる可能性がある。

これらに対して自分でできる予防策としては、

(1)デビッドカードとして使う預金口座を一つ決める。
(2)その口座には買物に使う程度の金額を預金する。
(3)他の口座のキャッシュカードは、デビットカード機能停止の手続きを取る。
(4) 盗難保険がついているか確認する。

などが、考えられます。

キャッシュカードの紛失・盗難・偽造・変造などによる不正使用で被った被害を補償するために、多くの銀行では無料で、また郵便局では350円/1年の保険料で盗難保険をつけることができます(デビットカードも補償)。

さらに、引き落し金額についても、銀行では1回又は1日に引き落し可能な上限金額を自由に指定でき、郵便局では1回の引き落し可能な金額は100万円までと、上限を定めています。


暗証番号に注意!

銀行や郵便局のキャッシュカードにつく盗難保険で注意すべき点は「暗証番号」です。

誕生日や住所、電話番号など、他人が簡単に想像できる番号を暗証番号として使用している場合には、盗難保険の補償対象外になることがあります。

盗難保険の補償対象外になる内容を、それぞれの金融機関で確認し対応しましょう。
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