医療保険/医療保険関連情報

医療共済 VS 民間の医療保険(3ページ目)

現代は半健康な長寿社会。医療保障の必要性が増しています。巷では「共済は安くて保障内容充実」と言われています。本当でしょうか? 民間医療保険と比較検討すると意外な結果が……。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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<日本の生命保険会社M社>

特約保険料(=終身医療)積立金(=死亡保険金50万円)
50~59歳  427,200円        256,920円
60~64歳  336,900円        202,680円
65~99歳  約235万円(65歳時一括支払い。月額約5,596円)
――――――――――――――――――――――――
保険料合計 2,686,900円       459,600円

65歳で保険料の支払いは終わります

*65~79歳までの特約保険料合計は約101万円程度、50~79歳までの特約保険料合計約1,347,000円となります。

*終身死亡保険金50万円の保険料を加えると1,806,520円です。

*この金額は2002年7月29日現在の保険料をもとに算出した金額です。

*99歳以前に死亡した場合、65歳時に一括払いした特約保険料は、死亡以降の保険料については過払い保険料として払戻しされます



10月から患者の自己負担限度額アップ

健康保険法の改正で、今年10月から患者の自己負担限度月額が大幅にアップします。例えば、

・70歳未満の一般の人の場合は、「63,600円+1%」→「72,300円+1%
・70歳以上の一般の人の外来の場合、一般と高所得者(夫婦で年収約630万円以上)に区分され、「3200円(大病院では5300円)」→ それぞれ「12,000円」と「40,200円

となります。なお、1%負担は、「かかった医療費?一定限度額」を基に算定されます。



また、来年4月からはサラリーマンの医療費自己負担割合も2割から3割にアップします。医療の自己負担は今後増加すると考えられますので、医療保障を考える必要性が強まってきました。

幸い損害保険会社が医療保険分野へ参入し、生・損保会社が入り乱れた医療保険の発売合戦になりました。その結果、保険料は低額化し、保障内容が充実した魅力的な医療保険がドンドン発売されています。

これらの多くの商品は告知だけで加入できますが、60歳を過ぎると何らかの病気を持つ人も多くなり、新規に加入することが難しくなる場合も多く見られます。

最近は医療技術の進歩により入院日数は短期化し、高齢者は2~3ヶ月程度で退院・転院し、通算入院日数が長くなる傾向にあります。

自分の健康状態を良く考えて、必要な保障を満足する医療保険をピックアップして、その後保険料を比較検討し、マイ医療保険を見つけるという手順で、できれば50代で見なおしを実行したいですね。
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