銀行・郵便局/銀行・郵便局関連情報

ネット銀行のATM利用手数料に変化の波が!(2ページ目)

住信SBIネット銀行の参入が、ネット銀行間のサービス競争を呼び起こすと思っていた矢先、イーバンクがサービス競争から脱落しました。2007年12月以降のATM利用手数料と振込手数料を比較しました。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

  • Comment Page Icon

イーバンクの口座数はソニー銀行の4.5倍

2007年中間期のネット銀行の最終損益と口座数一覧表
2007年セブン銀行の中間期の最終損益は62.26億円。収益性の高さに驚きます。収入源の多くは他行からのATM利用手数料!
ネット銀行の2007年中間期決算によると、ソニー銀行は最終損益が20.45億円、預金残高は8883億円。一方イーバンクは、最終損益52.42億円の赤字、預金残高は6522億円です。

口座数は、ソニー銀行53万口に対しイーバンクは237万口、ソニー銀行の約4.5倍の利用者がいるわけです。当然入出金回数も比較にならないほど多いでしょう。顧客がATMを無料で利用する度にイーバンクは100円~200円の手数料を他行に支払っているわけです。その経費たるや膨大で許容できない額になっていることでしょう。それが12月1日からのATM利用手数料無料回数の制限につながったと考えられています。


ネット銀行の出金手数料を比較

では他のネット銀行の出金手数料はどうなっているのでしょうか。12月1日以降のATM利用手数料をまとめました。
<ネット銀行 TM利用手数料(出金時)一覧表>
ネット銀行 ATM利用手数料(出金時)一覧表
2007年11月23日各銀行のホームページを参考に作成した。


振込手数料を比較

新生銀行は誕生時に「ATM利用手数料と振込手数料が無料」を旗印に預金者を集めました。その後少しずつサービス内容が低下していき、2007年11月1日からは取引状況により振込手数料無料回数を3回~10回に変更しました。
<振込手数料一覧表>
振込手数料一覧表
2007年11月23日各銀行のホームページを参考に作成した。 各銀行のホームページを参考に作成した。

イーバンクの振込手数料は、他行宛が160円、ゆうちょ銀行には100円、それに対してATM利用手数料は、無料回数を超えると1回につき210円です。イーバンク利用者は、ATM利用料無料の回数を超えた場合には、ATMを利用するよりゆうちょ銀行に振り込む方が安上がりになります。

入金時のATM利用手数料比較は次ページで
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます