預金保険制度と1000万円　再確認しよう(3ページ目)

60万円の仮払金

預金を突然クローズされると生活資金に困る！という預金者も少なくありません。それに対しては、普通預金１口座あたりの預金残高（元本のみ）について60万円までは仮払金として支払いを受けることができます。また、預金保護が資金援助方式で行われる場合には、保護される預金（元本1000万円＋利息）の範囲内であれば、預金等の払い戻しを受けることもできます。

相殺とは

破綻した金融機関から借入金等がある場合、預金者が相殺の意思表示を行えば預金等との相殺ができます。相殺は、自動的に行われるわけではありません。預金者は破綻した金融機関に対して手続きをする必要があります。このとき、前述の概算払を受けた預金は、相殺ができなくなります。債務がある預金者は概算払を受ける前に手続きを行いましょう。また、借入約定の特約で相殺が禁止されている借入金や、金融機関が預金等の支払いを停止したことを知った後で負担した債務なども相殺できません。


日本の金融機関が、遅々たる歩みではあるけれど健康体に近づきやっと安心～、と思った矢先にアメリカ発の金融波乱です。ドキドキハラハラ、不安が不安を呼ぶ毎日。イヤですね～。預金保険制度を再確認して、ちょっぴりでも不安解消できましたか？

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