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利便性で銀行を比較 勝手格付けの結果は?(3ページ目)

金融機関を選択する第一条件として「利便性」があがりました。利便性といえばコンビニATM。無料で出金できる銀行や無料になるための条件をまとめました。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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多くの人が利用している都市銀行は全国規模で自前のATMを多く持っていることもあり、コンビニやゆうちょ銀行のATM利用手数料を有料としていますが、最近では「条件を満たすと無料」というサービスに変わり利便性をアップしています。
<都市銀行 コンビニ・ゆうちょATM出金に関する優遇条件と手数料>
都市銀行 コンビニ・ゆうちょATM出金に関する優遇条件と手数料
各銀行のホームページを参考に作成した


都市銀行が設定している「コンビニ・ゆうちょ銀行のATM利用手数料が無料」の優遇条件は、それほど厳しくありません。どの銀行でも住宅ローンやクレジットカード利用者は文句なしに当確。それらを含め優遇条件を1つでも満たすと、みずほ銀行と三井住友銀行では、コンビニATM利用手数料が終日無料になります。三菱東京UFJ銀行は次の条件のいずれかを満たす必要があります。
  • 預かり資産50万円以上100万円未満
  • スーパーICカード・ICクレジットカードの引落としがある
  • 無担保ローンの利用がある
です。またゆうちょ銀行や他行ATMの利用手数料が月3回無料は
  • 預かり資産500万円以上
  • 住宅ローンの借入れがある
  • 借入残高の合計が1000万円以上
のいずれかをクリアーしなければいけません。ちょっと厳しいかな?


コンビニやゆうちょ銀行ATM利用の利便性では、都市銀行の中では三井住友銀行が頭ひとつ抜き出ています。更に三井住友銀行は東日本ATM(VIEW ALTTE)も平日昼間であれば利用手数料無料で使えます。利便性ではインターネット銀行をしのぎ、お財布用銀行候補第一位と言えます。銀行の利便性はATM/CDの利用手数料だけでは決まりませんが、「ATM出金の利便性」勝手格付けの結果は、
第1位 三井住友銀行
第2位 ソニー銀行
第3位 住信SBIネット銀行
です。


都市銀行のATM利用手数料優遇は、主に銀行住宅ローンやクレジットカード利用者をターゲットにしているようです。地球規模で金融不安や景気減速が懸念されている今、これらの利用は頭打ちになる可能性があります。一方、海外の金融機関が破綻していることから、経営基盤のしっかりしている金融機関を選択する利用者が増える可能性もあります。金融機関の収益が悪化しつつある中で、今後の各種手数料優遇条件は変わらざるを得ないでしょう。利便性と経営基盤のバランスが両立する銀行は?


【要注意!】
コンビニATMの中でサークルKサンクスのATMはちょっと注意が必要です。運営会社がゼロネットワークスやイーネットなど異なるATMが設置されており、イーネットのATMと思ったら…、ということも起こります。出金する前にATMのマークや画面に出る出金手数料表示で「手数料無料」を確認しましょう。でないと地団駄踏むことになるかも!
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