企業規模による賃金差は30歳代後半から拡大
大学・大学院卒の男性では、30歳代前半までは顕著な差はありません。ところが30歳代後半からぐ~んと差がついていき、ピークは50~54歳です。大企業607,700円、中企業515,400円、小企業428,900円と、年収にしてそれぞれ100万円程度の差がついてしまいます。平成20年賃金構造基本統計調査(全国)結果」(厚生労働省)を元に作成した |
「平成20年賃金構造基本統計調査(全国)結果」から大学・大学院卒の男性が22歳~59歳までに得る賃金を計算すると、大企業では約2億円、中企業は1.8億円、小企業は1.6億円になります。なお、学歴別、企業規模別の平均賃金は次の通りです。
平成20年賃金構造基本統計調査(全国)結果」(厚生労働省)を元に作成した |
【参考】学歴別・企業規模別・年齢階級別の賃金比較図は4ページに掲載
賃金が高いということは、老後の収入の柱となる厚生年金や退職金だって高いということでしょう。う~ん、やっぱり就職するなら大企業あるいは公務員ってことになりますか? でも激動の時代、社会や経済の勢力地図はすぐに変わります。夢中になれる仕事に就くのが一番じゃないかな~、って思うのは夢物語でしょうか……。
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