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平成20年の平均貯蓄額1680万・年収637万円(5ページ目)

平成20年「家計調査報告」(総務省)から、二人以上の世帯の平均貯蓄額・負債額・年間所得などに関するデーターをピックアップしました。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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負債のある年間収入600~700万円の勤労者の純資産は約400万円

年間収入を5つに区切り、それぞれの現在貯蓄額・現在負債高・純貯蓄額を調べると、年間収入が高くなるに従って貯蓄額だけでなく負債額も増えています。年間収入が最も高い第5階級(950万円以上)では、現在貯蓄額2199万円、現在負債高844万円、純貯蓄額1355万円です。
年間収入5分位階級、貯蓄・負債現在高二人以上の世帯のうち勤労者世帯



平成20年の現在貯蓄額が減少した大きな原因の一つは「収入の減少」です。それを後押ししたのは、株式や投資信託の評価額の下落、円高による外貨投資の損失などです。

負債では、住宅や土地に関する負債は減少しましたが、月賦や年賦が増加--第4階級(年収727~950万円未満)61.5%、第3階級(年収582~727万円未満)35.7%の増加--しています。

月賦や年賦はそれ程多額ではありませんが、2009年夏のボーナス支給額は激減するといわれており、今後この種の負債の増加が心配です。これからしばらく続くであろう厳しい時代は、資産を増やすより「減らさない」という努力が必要です。キャッシングやクレジットカードの使用はよ~く考えて!


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