どういう風につながっていくのかがポイントになりますね |
風が吹くと砂が舞い上がって、それが目に入ると失明してしまう人がいたそうです。当時、失明した人たちが就ける職業は三味線弾きだと思われていて、三味線弾きが増えると、やっぱり三味線が必要になります。ということは、猫の皮が求められ、天敵の猫が減るとネズミが増えます。そのネズミは桶をかじってしまって穴があいてしまうので、結局桶屋が儲かったのです。
つまり、何か事が起きたときにはどこかのお店や会社が影響を受けて儲かったり逆に大損をしたりするんですね。これを株につなげて考えれば、影響を受けた会社の株が急騰したり、逆に急落するということになります。
今期話題のウォームビズに注目!
夏の「クールビズ」の導入で、株価が動いたのは紳士服や衣料、繊維会社でした。しかも株の世界では、有名どころよりも以外に知られていない会社が一躍注目を浴びます。例えば「CHOYA(3592)」。紳士服のシャツの会社ですが、「コナカ」などの大手の紳士服の会社のように連想できないので探しにくいのも事実ですが、クールビス銘柄として株価が急騰した経緯があります。意外な感じがしますが、連想しにくく探しにくい会社の方が、注目度が低いので一気に人気化して株価が急騰する傾向にあります。今度は「ウォームビズ」が導入さるとの報道で急進したのも繊維会社や衣料品会社、百貨店の株です。「オンワード樫山(8016)」のような有名どころも注目すべきですが、女性の目から見ると下着メーカーにも注目です。例えば「アツギ(3529) 」。商品の販売価格もお手ごろなので、お店でよく見かけます。株価を見てみると順調に上昇しています。9月ごろからすると株価にして約60円、割合では約40%の上昇です。
いわずと知れた「ユニクロ」を運営している会社「ファーストリテイリング(9983)」にも注目が集まりました。ユニクロは店舗数も多く、しかもお手ごろ価格ということで、親しまれているお店です。しかし昨年からカシミアの衣類を取り入れて、ただ安いというだけではないブランドになってきました。
2005年の12月頃から寒さが厳しくなり、ユニクロのフリースやニットなどが売れるのでは?という憶測で株価が急上昇。1ヶ月で見ると12月は約4,000円も上がっていますし、短期で見ても12月2日に買って3日保有のスイングトレードをした場合、この間、最高で2,720円も株価が動いています。ファーストリテイリングの場合、株を買うときにまとめてこれだけ買ってくださいという単元株数が100株なので、その100株を持っていたとするとタイミングがあえば27万円以上は儲かったことになります。デイトレードの場合でも、1日で1,000円近く動く日もあるので、儲け出やすい銘柄ではあります。
ユニクロは銀座に大型店を出展したことで話題になり、さらに商品展開としてベビーやキッズ、それに女性下着もあります。また銀座だけでなく、アメリカや韓国、香港にも進出していて、これからが楽しみな会社ですね。
夏が近づけばまた「クールビズ」です。2005年の株価暴騰がまた起きる可能性はゼロではありません。もし株価が動くとすると、2005年に株価が動いた6月中旬あたりが狙い目かもしれません。
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