2日に1回勝つ投資家
株式会社ザイナスの取締役、そして株式会社 ザイナス アセット マネジメント 代表取締役社長田丸好江さん。多方面で活躍中されている。 |
一体誰なんだろう?と気になるところだと思いますよね。その方は株式会社ザイナスの取締役、そして株式会社 ザイナス アセット マネジメント 代表取締役社長でもある田丸好江さんです
田丸さんは著書も多数、そしてセミナーもドンドンこなされています。そして何より一番すごいところは、投資ソフトを開発したという点です。そのソフトが「スーパー・相場の女神」。
実は私も取材中にソフトを見せていただいたのですが、買い転換と呼ばれるシグナルが出ると株価が上がっていく可能性が非常に高い。そして逆に売り転換がでると、その後は株価が下がってしまう可能性大でした。もちろん100%はありえませんが、このソフトを使うことで今以上の勝率を上げることができるかもしれない、そう思いましたね。
そんな投資家の味方的なソフトを開発した田丸さんに、今回はお話を伺います。
テクニカル分析をベースにする
ガイド:田丸さんにお会いするのははじめてなので、ちょっと緊張しています。年間132勝もする方ですし、すごく硬いイメージがあったのですが、お会いしてすぐに変わりました。なんか、すごく余裕のオーラが出ていますよね。田丸:(笑)
ガイド:田丸さんはチャートをとても重視されていますよね。テクニカル分析が土台になっていると思うのですが、それに行き着くまでの過程を聞かせていただけますか?
田丸:私は、柴田罫線でチャートの勉強をしていたんですね。そしてそれを基に相場の動きを研究したんです。そうすると、相場には一定のリズムやトレンドがあると気づいたわけです。
ガイド:柴田罫線というのは、昭和の大物相場師として知られる柴田秋豊氏が分析研究したテクニカル分析法ですよね。延べ5,000年以上にもおよぶ罫線を分析したといわれ、その結果を集大成したテクニカル分析法だとか。
田丸:その通りです。棒足(ぼうあし)とカギ足(かぎあし)の2種類のチャート上に現れる「売り法則」と「買い法則」によって、個別銘柄の売買タイミングがわかるんですね。柴田罫線は、テクニカル分析の最高峰と評されているんですよ。
注1
棒足とは、高値を上に、安値を下とした棒グラフのこと。1日、1週間、1ヶ月単位などで、株価の高安を記録したものです。
棒が並んでいるように見える棒足。ローソク足よりも情報が少ないのが欠点か。 |
今は始値、安値、高値、終値の四本値で現すローソク足が主に使われています。
注2
カギ足というのは、「値幅足」ともいわれ、値幅の騰落を1本の線の屈折で示したもの。価格の動きだけに注目した典型的な非時系列チャート、つまり横軸に時間の経緯を取り入れないのが特徴。決められた値幅以上の株価変動があった場合にだけ線が引かれ、上昇・下降が何日も続く場合は同じ線に継ぎ足していきます。株価が反転した場合はその右隣に新たな陰線・陽線を引きます。
横軸には時間がないので、ギュッと詰まったような感じ。 |
田丸さんは、この棒足とカギ足がポイントの柴田罫線を勉強し、またその他のテクニカル手法も合わせて株式投資の研究をして、自分で独自の田丸式を確立されたんですね。
それについての詳しい話は次のページで。
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