任天堂の時価総額がソニーを抜く
任天堂とソニーといえばやっぱりゲーム機を想い浮かべますよね。任天堂はニンテンドーDS、ソニーはプレイステーション。しかし、最近、株の世界でもこの2社の対決がありました。記憶に残っている方もいると思いますが、そう、時価総額です。6月25日、任天堂の時価総額がソニーを抜きました。この日任天堂の株価は46,350円まで上昇し、年初来最高値更新を果たすとともに、時価総額は6兆5238億円に達しました。
任天堂の日足チャート。ケンミレ株式情報より。 |
一方ソニーの方は、株価の下落が続き、時価総額も6兆4893億円となりました。そのため、25日、任天堂が家庭用ゲームの分野でライバル関係が続いてきたソニーの時価総額を抜いたのです。
ソニーの日足チャート。 ケンミレ株式情報より。 |
時価総額ってナンだ?
ところで、時価総額とはいったいナンなのでしょう。時間総額というのは企業の価値を、ある時点での株価によって評価した金額のこと。言い方を変えるのであれば、その会社を丸ごと買う場合の値段ということになります。計算方法はいたってカンタンで「株価×発行済株式数」で求めることができます。
たとえば株価が100円で上場株式数が5000万株の会社の場合、時価総額を計算すると
100×5000万=50億
となるのです。
したがって、株価が高いから時価総額も高いというわけではなく、株価が低くても発行済株式数が多ければ時価総額も大きくなるというわけです。
実際に任天堂とソニーの株かを見てみると、6月25日の段階では任天堂は4万円台、ソニーは6,000円台なので、株価だけで比べることはできませんよね。そこに発行済株式数をかけることによって、はじめて会社同士を比べることができるのです。
ちなみに、時価総額が一番多い企業はトヨタ自動車です。7月2日の時点で28兆円と超えているので、桁外れ。ソニーや任天堂と同じような電気機器の会社ではキヤノンがトップで、9兆円以上になります。
株価が動けば時価総額も動きます。トヨタの場合には、発行済株式数が3億6000万株以上なので、仮に株価が100円動けば、時価総額も360億円も動くことになります。そして、もしトヨタ自動車を丸ごと買うのであれば、少なくとも28兆円以上は必要ということですね。
ちなみに、任天堂とソニーはその後も、上下を入れ替えながら動いて、7月2日の時点では任天堂がソニーを抜いています。
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