ダウの歴史

「ダウ平均」に関連したニュースが流れてくることが多くなりましたね。「最高値更新」という話題もあって「ダウ、ダウ」とはよく聞くのですが、それが一体何なのか、知られているようで知られていないかもしれません。恥ずかしながらも、実は私も詳しくは知らなかったので、今回はダウについて調べてみました。
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ここ約3ヶ月のダウの動き。ダウが急ピッチであがっているのかわかる。
出所:マネックス証券ホームページ

ダウというのは、アメリカで使われている指標です。ダウ・ジョーンズ社がアメリカのさまざまな業種の代表的な銘柄を選出して、平均株価をリアルタイムで公表する株価平均型株価指数のこと。つまり、組入銘柄の株価の合計を銘柄数で割って求める方法で、日本では日経平均株価も同じですね。

ところで、ダウ・ジョーンズ社というは、どんな会社なのでしょうか。この会社はアメリカの経済新聞「ウォールストリート・ジャーナル」の発行元であるアメリカの経済関連の出版社なのです。1882年にチャールズ・ダウ、エドワード・ジョーンズ、チャールズ・バーグストレッサーの3氏が出資してニューヨーク証券取引所の近接地に会社を設立。

当初は手書きの経済ニュースレターをウォール街の経済関係者に配布していたのですが、1889年7月に「ウォールストリート・ジャーナル」を創刊しています。そして1896年、現在ではなくてはならない指標である「ダウ・ジョーンズ工業平均株価」という制度を作ったのです。

ダウ平均の種類

私たちがよく使う「ダウ平均」ですが、実は3つの種類があります。まずは、工業株30種平均株価。これが最も有名で、一般にダウ平均と呼ばれているものです。ただし、「工業株」となっていますが、現在では工業以外の業種に属する企業も「工業株30種平均株価」の構成銘柄に含まれています。

2つ目は輸送株20種。その名の通り航空・鉄道・トラック運送関連の20銘柄のこと。最後3つ目は公共株40種です。電力やガスがここに含まれます。

30種の構成銘柄は、時代に合わせて入れ替えられてきました。しかし、1896年の算出スタートから、ずっと構成銘柄に入っている企業が1社あります。それが、時価総額世界1位のGE(ゼネラル・エレクトリック社)なんです。

それと、日本での呼び方ですが、「ダウ工業株30種平均」、「NYダウ」、「ニューヨーク株価平均」なんかが一般的ですが、省略して「ダウ」と呼ばれること多いようです。

工業株30種採用銘柄に採用されている銘柄には、私たちがよく耳にする会社もたくさんあります。たとえばウォルト・ディズニー・カンパニー。みんなが知っているあのアニメ映画の会社ですね。それからコカコーラもそうですし、マクドナルドも採用されています。他にも、あれ?聞いたことあるぞ!というような日本でもおなじみの会社が採用されていて、やはりアメリカを代表する会社が30社採用されているのが、工業株30種平均なのです。

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